3月26日に開通となった北海道新幹線。
新青森-新函館北斗間を最短4時間2分で繋ぎ、
より北海道と本州を身近なものにできる新幹線として
開通前から注目が集まっていました。
そんな北海道新幹線の開通から3日、開通初日や翌日の
乗車率が発表されています。
果たしてどれだけの人が開通直後の北海道新幹線に
詰めかけたのでしょうか?
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北海道新幹線の乗車率
北海道新幹線開通初日である26日の利用者数は
約14200人で、乗車率が約61%。
そして翌日27日は約8700人で乗車率が約37%であったと
明かされています。
ちなみに開業後9日間の平均の予約率は3月21日時点で約24%。
JR北海道は一日の平均乗車率を20%台後半と予想しているため、
まずまず好調な滑り出しではないでしょうか?
島田修社長は「平日になるとさらに落ち着いていくと予測」と話し、
ゴールデンウィークや夏の行楽期に乗車率を上げていくための営業強化を
していく方針です。
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北海道新幹線開通イベント
北海道新幹線開通当日の26日には新函館北斗駅にて開通イベントが開催され、
ブルーインパルス祝賀飛行やグルメフェアなど様々な催し物がありました。
また、最初の新幹線が発車する様子を一目見ようと、ホームは
カメラを持ったたくさんの人であふれかえりました。
゚+。:.゚ヽ(´ー`)ノ.:。:+゚
__人人人人人人人__
> 祝 出発!!<
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄#北海道新幹線 pic.twitter.com/shGnTm9oS0— 北海道 (@PrefHokkaido) 2016年3月25日
ヽ(´ー`)ノ現地から動画が届きました。
ありがとう、ブルーインパルス!!#北海道新幹線 pic.twitter.com/nexXgDwqWd— 北海道 (@PrefHokkaido) 2016年3月26日
赤字経営 今後の課題
ようやくオープンの日を迎えた北海道新幹線ですが、
開通を手放しで喜べない状況でもあります。
それはしばらくは年間50億円規模の赤字が続く見込みであるということ。
北海道新幹線開業効果で売上高は増加を見込んでいますが、
老朽化が進む青函トンネルの維持費など安全対策費に
241億円を投じるなど、17年3月期の決算見通しは経常損失が
過去最悪の175億円になるとみられています。
純損失額は44億円。
JR北海道は収支改善策として、赤字ローカル線の駅や踏切などの廃止、
26日に開業した北海道新幹線の利用促進策を盛り込み、赤字を減らすための
画策を行っています。
また、やはり函館市から18キロ離れた北斗市に駅があることもネックで、
やはり利便性の高い飛行機が選ばれることで今後の予約率に
影響してくるのではないかと不安に思う人も多いようです。
JR北海道は札幌までの延伸・開業目標を2030年度としており、
それまでは車や在来線などでの移動が必要となります。
函館北斗駅までの距離は約318キロメートル、
在来線の特急での所要時間は、約3時間30分となっており
札幌までの時間がかかることも飛行機に劣る点となっています。
今後の動向が気になる北海道新幹線。
何にせよ、旅行の選択肢が広がることは嬉しいことですね!