15日午後4時ごろ、群馬県内で
激しい雨やひょうとともに突風が発生し、
住民からの通報が相次ぎました。
車の横転や住宅の損壊、
太陽光パネルが吹き飛ばされるなど、
大きな被害が出ています。
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各地の被害状況は
東京電力によると、
伊勢崎市などで約3,300軒が
最大約3時間にわたり停電しました。
突風の影響での、
高圧線の断線が原因とみられています。
伊勢崎市
軽乗用車が横転し田んぼに転落、
また近くの場所でも別の乗用車が横転し、
けが人が出ています。
他にも、老人ホームの窓ガラスが割れ、
スポーツ公園では、高さ約5メートルのネットと支柱が倒壊、
太陽光パネル約200枚が飛ばされ破損しています。
民家では車庫のシャッターや
建物の屋根が吹き飛ばされたりする
被害が相次ぎました。
前橋市
国道50号では、
倒木で電柱が倒され、
電線から煙が発生しました。
また、住宅や公民館の屋根が飛ばされたり、
浸水被害や、空き家の木造小屋が全壊したほか、
落雷による住宅火災が発生しましたが、
けが人はいませんでした。
前橋地方気象台は、被害があった地域に職員を派遣し、
突風の原因を調査しています。
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突風が発生した原因は?
気象庁によれば、関東甲信の上空に
強い寒気が流れ込む一方、
最高気温30度以上の真夏日となる地点が相次いだため、
温度差で大気の状態が非常に不安定になり、
局地的に積乱雲が発達したとしています。
この影響により、
雷が発生して激しい雨が降ったほか、
突風が発生したと見られています。
夏場は特に、大気が不安定になりやすく、
積乱雲が発生しやすくなっています。
今後も突風や竜巻、ひょうなどの発生だけでなく、
雨による土砂災害や浸水、
河川の増水にも注意を呼びかけています。