2020年開催の東京オリンピック。
その公式エンブレムがベルギーの
劇場ロゴなどと酷似していると
指摘され問題となっている中、
デザインを担当したアートディレクターの
佐野研二郎氏が8月5日に東京都内で
記者会見を開きました。
会見でも従来通り「事実無根」であると
主張しています。
過去作品にも盗用疑惑が広がっている
佐野氏。
果たして真偽のほどは?
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問題となった公式エンブレム
左が7月24日に発表された
東京オリンピック公式エンブレム。
右が29日、似ていると指摘を受けた
ベルギーのリエージュ劇場ロゴ。
こちらは30日に新たに配色が
似ていると指摘されたスペインの
デザイン事務所の作品。
言われてみれば確かに
似ている気もしますね。
使用停止を求めるベルギー
ベルギーのリエージュ劇場は
商標権の侵害であるとして
国際オリンピック委員会(IOC)と
日本オリンピック委員会(JOC)に
それぞれ使用停止を求めた書簡を
送りました。
商標権の侵害であるという訴えに
ついては、劇場が商標登録を
していないことからすでに
解決済みであるようです。
全くの事実無根
佐野氏は今回の盗用疑惑について
「全くの事実無根」だと主張。
今回のエンブレムデザインを
自らのキャリアの集大成とし、
世界に類のないデザインが出来たと
確信していると宣言しています。
また、今回のデザインは規定上必要な
手続きを踏まえた上でIOCとともに
国内外のあらゆる商標調査を経て発表
されたものであるとし、組織委員会と
IOCはデザインに何ら問題はないと見ています。
会見の様子はこちらからご覧いただけます。
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浮かび上がった過去の盗作疑惑
今回の騒動によって、佐野氏の
過去の作品にまで盗用疑惑が
広がっています。
この疑惑に対して佐野氏は
作品たちは子供のように育てたもので
あり、パクリはないと否定。
デザイナーとしての誇りがあることを
主張しました。
IOCとともに盗作ではないことを
主張し、解決の兆しは見えていますが、
大きな騒動になったことで、
今後もどうしても拭いきれなくなって
しまった今回の盗作疑惑。
盗作を主張する声に、どう対処
していくかが注目されますね。
公式エンブレム騒動に新たな動き
9月1日、組織委員会から公式エンブレム使用中止の
方針が固められたとの発表がありました!
当初そのまま使用する方向で進められていたにも
関わらず、今回発表された使用中止には
他の作品で佐野研二郎氏が盗作を認めた点も
影響しているのでしょうか?
今後デザインは一旦白紙に戻されると見られています。
詳しい情報はコチラの記事にまとめておりますので
ご確認ください。