7月13日午前2時52分頃、大分県で震度5強の
強い揺れを観測する地震が発生しました。
この地震による津波の心配はありませんが、
揺れが強かった地域では、今後1週間は
最大震度5弱程度の揺れを伴う余震の
可能性があるとして警戒が必要です。
Sponsored Link
震源地と各地の震度
気象庁の観測によりますと、震源地は大分県南部で、
深さ58kmを震源とし、マグニチュード5.7の
地震が発生しました。
最大震度5強の揺れを観測したのが大分県佐伯市、
震度5弱の揺れを観測したのが、愛媛県の西予市と
熊本県の阿蘇市と産山村、それに大分県豊後大野市と
なったほか、震度4の揺れを観測したのが、
福岡県久留米市、熊本市南区、大分市、
宮崎県延岡市、愛媛県の宇和島市、八幡浜市、
大洲市、高知県宿毛市、広島県呉市などとなりました。
このほか、震度3から1の揺れを九州と四国、
それに中国地方の広い範囲と近畿や東海でも観測されました。
地震の発生原因
気象庁によりますと、今回の地震は陸側のプレートの下に
沈み込んでいるフィリピン海プレートの内部で発生した
地震と考えられるそうです。
この地震による影響
■鉄道路線
運転見合わせ区間はありませんが、九州・四国地方の
鉄道線路の一部にダイヤの乱れなどの影響が出ています。
ダイヤの乱れがでている区間
・九州
JR九州:鹿児島本線(小倉~博多)、
日豊本線(大分~延岡)、
ゆふ高原線、阿蘇高原線
・四国
JR四国:予讃線(松山~宇和島)、予土線
伊予鉄:高浜線、横河原線
■原子力発電所
愛媛県伊方町にある運転を停止している
伊方原子力発電所ですが、四国電力と
原子力規制庁によりますと、震度4を
観測しながらも、これまでのところ
被害の情報はないということです。
また周辺の放射線量を測るモニタリング
ポストの値も変わっていないということでした。
Sponsored Link
余震に警戒
気象庁によりますと、今後1週間、揺れが
強かった地域では、震度5弱程度の強い揺れを
伴う余震が発生する可能性があるとしています。
また落石や崖崩れなどの危険性も。
現在は梅雨時期でもあり、大量の雨が一度に
降ることもあります。
今後の降雨情報にも十分に注意してください。