2015年4月4日、誰も成し遂げたことのない世界新記録が樹立されました。
愛媛県松山市で行われた日本マスターズ水泳短水路(25m)大会にて、
御年100歳の長岡三重子さんが100~104歳の部に出場し
1500m自由形を見事完泳したのです。
タイムは1時間15分54秒39。
この快挙に日本のみならず、海外メディアも賞賛を交えて報道しました。
今や大注目の的である長岡さん。
彼女が水泳を始めた理由とは?
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水泳を始めたのは80歳から
長岡さんは第1次大戦開幕の1914年、山口県で誕生しました。
水泳は80歳の頃、痛めた膝のリハビリとして開始。
最初はほとんど泳げなかったそうです。
しかし持ち前の「始めたらとことんやり通す性分」で泳ぎを覚え、
84歳で日本マスターズへの初出場を果たします。
その後も国内外のマスターズ大会に出場。
次々と記録を塗り替えていき、現在では25種目に及ぶ世界記録を
保持しています。
三度目の正直で完泳
長水路(50m)では昨年すでに1500mを完泳している長岡さん。
短水路への出場は今回が3度目となります。
ターンの回数が増える短水路は体への負担が大きく、
過去2度の挑戦はいずれも途中で棄権しました。
今回短水路の100~104歳の部に出場したのは長岡さんのみで、
40~70代の選手にまじっての挑戦でした。
選んだフォームは背泳ぎ。
周囲が固唾を飲んで見守る中、無事に30往復を泳ぎ切りゴール。
その姿を称え、観客からは拍手と歓声が贈られました。
見守っていた長男の宏行さんも「この種目を目標に頑張ってきたので、
今回ゴールできてよかった」と安堵の表情を浮かべました。
長岡さんはゴール後に「寿命があれば105歳まで泳ぎたい」とコメント。
105~109歳の部でのさらなる新記録の樹立に期待が高まりますね。
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