6月2日、日本バスケットボール協会(JBA)のタスクフォースは、
日本のバスケットボール強化について会議を開き、
競技強化への最終提案をまとめました。
その内容は、15歳以下のゾーンディフェンスを
禁止するというもの。
果たして、ゾーンディフェンスを禁止することによって
どのような効果が期待できるのでしょうか。
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バスケットの新リーグとは
日本協会は国内バスケットボールは2つのリーグを
統合できないこと、協会内のガバナンス欠如などを問題視され、
2014年11月に国際連盟(FIBA)から対外試合禁止など
資格停止処分を受けました。
その日本男子バスケットリーグを統一し、
新リーグが再編されることとなりました。
来年秋には発足する予定です。
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ゾーンディフェンスとは?
一番点の取られやすいゴール付近を重点的に、
エリアを分担しポジショニングして守る戦術です。
小中学校・ミニバスケットボールなど、
現在ゾーンディフェンスを中心としたプレーが多く、
12歳以下のチームの90%以上、
中学校では約70%が、ゾーンディフェンスを
中心としたプレーを行っています。
なぜゾーンディフェンスが禁止に?
では、なぜゾーンディフェンスが禁止になったのでしょうか?
ゾーンディフェンスでは、ゴール付近を重点的に守るため、
ボールも人もゴール付近ばかりに偏ってしまい、
団子状態になってしまいます。
その結果、1対1での駆け引きや、アウトサイドからの
シュートへのディフェンス力の低下、
対応力不足が起こっていると考えられたようです。
ゾーンディフェンスを禁止すると楽しくなる?
例えば、ゴール付近の制限区域外で、ディフェンスから
離れたところに得点力の高い選手を一人配置し、
1対1の状態にしてオフェンスをさせるとします。
残りの選手はシュートをただ立って見ているだけ。
もしくは、反対側で邪魔にならないように離れている、
といったようなゲームではなく、ボールや選手の動きを
広げることが目的とされています。
オフェンスも、ディフェンスも動きの幅を増すことで
トータル的な技術力の向上、戦術の発想力が鍛えられ、
バスケットボールの戦術もさることながら、
見る側の楽しみ方の自由度も広がるのではないでしょうか。
これからのバスケットボールリーグから目が離せませんね!