「見ざる、言わざる、聞かざる」で有名な「三猿」が
飾られている栃木県日光市の日光東照宮が
60年ぶりの修復作業に入ることが公表されました。
「三猿」の他、観光客の人気の高い「眠り猫」も修理するとのことで
この彫刻達はしばらくの間見られなくなります。
さらに400年式年大祭を記念し様々なイベントも用意されている
日光東照宮についてご紹介します!
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日光東照宮ご鎮座400年
日光東照宮は栃木県日光市に所在する徳川初代将軍徳川家康公を
御祭神に祀っている神社神社で、元和3年(1617年)に建てられました。
現在の社殿群は、ほとんどが建てられてから20年後の寛永13年(1636年)に
建て替えられたもの。
境内の特徴としては、自然の地形を生かした参道や階段を用いており
バランスを考えて配置されている社殿群が荘厳な宗教的空間を
産み出しています。
漆や極彩色が施された美しい建物、柱に彫られた数多くの彫刻などは
信仰形態や学問・思想を表しているそうです。
この度400年式年大祭を記念して撮影した作品を、YouTube」にて公開。
国宝・陽明門の大修理の様子や武徳殿での東照宮道場剣士の稽古など
日光東照宮の活動を紹介されています。
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日光東照宮で行われているイベント
日光東照宮では6月24日から26日まで御鎮座四百年記念コンサートを開催。
出演者
24日(金) | Salyu / The NO PROBLEM’s |
25日(土)・26日(日) | 和楽器バンド |
場所は日光東照宮五重塔前にて行われます。
18時半開場・19時開演予定。
詳しくはJTBツアーサイトをご覧ください。
日光東照宮 御鎮座四百年記念 Special Concert
また、400年記念企画としてピンバッジも作られており、
金地に赤で、彫刻「眠り猫」を入れたデザインとなっています。
こちらは境内授与所並びに宝物館にて1つ400円で販売中。
ご参拝の記念に購入されてみては?
修理で一部見れないものも
日光東照宮で最も有名ともいえる「眠り猫」と「三猿」が
この度修理に入るため、6月よりしばらく見ることができなくなります。
三猿
眠り猫
傷みの目立ってきたこの彫刻達は取り外され、社殿には
実物と同型・同色に製作した「眠り猫」と「三猿」の彫刻を
はめ込むとのこと。
修理は「眠り猫」が今年12月まで、「三猿」を含む八面彫刻は
2017年3月にかけて行われます。
こちらは両方とも作業場にて行われますが、三猿の彫刻は、
西回廊で修理作業を行う日もあるそうです。
文化財修理の様子を見られる貴重なチャンスですので、
西回廊での修理日の情報が発表され次第狙って
お出かけしてみてはいかがでしょうか?