6月29日、自民党の小池百合子元防衛相が国会内で記者会見を開き、
東京都の舛添要一前知事の辞職に伴う都知事選への立候補を表明しました。
「東京で初めての女性知事を目指す」と発言した小池百合子氏。
世間の皆さんからの反応はどうなのでしょうか?
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小池百合子氏が都知事選挙に出馬
こちらが小池百合子氏の都知事選挙出馬表明会見の様子。
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小池百合子氏はテレビ東京のニュース番組「ワールドビジネスサテライト」の
初代キャスターを経て、参議院議員に当選。
その後は衆議院議員へ鞍替えし、環境相や防衛相、自民党の
総務会長などを歴任している実績を持っています。
しかし、小池氏が所属する自民党内では、人気グループ「嵐」のメンバー
櫻井翔さんの父である桜井俊前総務事務次官を軸に最終調整する構えをとっており、
小池氏の今回の「出馬表明」は自民党東京都連の了承は得ていないそうです。
その件に対し、小池氏は「1人1人が(出馬を)表明する権利はある。
これから都連を説得するというか、お願いしてまいりたい」と話しています。
回県内では「都政の信頼回復、停滞の解消、希望あふれる未来の首都・東京の構築のため、
崖から飛び降りる覚悟で挑戦したい」と述べ、「東京初の女性知事を目指す」と
意気込みを語った小池氏。
また、小池氏は今後、都連や党本部に支援を要請するとし、自民党の公認や推薦を
得られない場合の出馬の可否については「流れを見極める」と述べています。
さらに任期切れが2020年東京五輪・パラリンピックと重なることを踏まえて
「足を引っ張るわけにはいけない」とし、五輪前の3年半後に辞職する考えを示しました。
気になるネット上での意見をまとめてみた
小池百合子氏の出馬に対し、世間は一体どんな意見を寄せているのでしょうか?
政治に関するジャーナリスト・アナリストたちの意見としては
「日本の政治家の中でも本当の意味でワールドワイドな視点と人脈を持つ稀有な方。」
「これで真っ当な政策論争を起こす地合いができたと思う。」
「本命の登場。」
など肯定的な意見が比較的多く、小池氏に期待していることが窺えます。
また、小池氏の出馬を歓迎しない森元首相に対して否定的な意見を持っている方も
多いようですね。
しかし、一部には
「舛添氏と何が変わるのか」
と都政が結局変わらないことを案じている声も。
また、ネット上で寄せられていた意見では
「誰がなるにしても、舛添よりはるかに仕事をして欲しい。」
舛添前知事よりマシならだれでも良いと言った意見や、
「このときに都知事に立候補なんて、
本人は本当に崖から飛び降りる感覚だろうな。」
出馬を決めた勇気ををたたえる声、
「櫻井さんを推す声があるっていうけど本人が早々と出る気がないって
言ってるんだから、やる気がある人を推すべきだと思う。
この人がこれだけの覚悟で出馬を決めたのならそれでいいと思う。」
小池さんの決意を信じようとする声など
比較的好意的な意見が多く見られました。
中には、本当に後ろめたいことがないのか週刊誌の検査を受けてからに
してほしいという声も。
確かに東京都の顔に立候補する以上、過去に何か問題があるのは困りますね。
そのあたりは投票後に発覚ではなく、事前にしっかり調べた上で
都知事選挙に臨んでもらいたいものです。
まとめ
世間からの期待も決して低くない小池百合子氏。
キャリア、そして発信力ともに申し分なく、
また、東京オリンピックの顔となるこの時期に
東京初の女性知事が誕生するのもいいかもしれませんね。
安倍晋三首相も女性の活躍推進を掲げているため、
小池氏が都知事となることは永田町からも
受け入れられやすいのではないでしょうか?
しかし、ひとつ懸念があるとすれば森喜朗元首相との確執。
過去に森氏と小池氏はことごとく対立した経緯があり、森氏は
小池氏のことが大嫌い。
小池氏の出馬にも難色を示すだろうとみられており、
仮に小池氏の当選が決まっても五輪組織委員会トップである
森氏との連携がとれるかどうかが危ぶまれています。
あとは同じく自民党内から櫻井俊前総務事務次官が出馬するかどうかも
小池氏当選の鍵だと思います。
しかし、周りに押されて櫻井氏がしぶしぶ出るくらいならば、
やる気にあふれている小池氏に当選してもらいたいなと思ってしまいますね…。
7月14日の告示日までまだ少し時間がありますが、
都知事をめぐる戦いは今後どうなっていくのでしょうか?