現地時間7月26日に行われた民主党大会で
大統領候補にヒラリー・クリントン氏が正式に指名されました。
大統領候補に女性が指名されるのは初めてのこと。
しかし、クリントン氏と最後まで競り合っていた
バーニー・サンダース氏の支持者たちは猛反対。
サンダース氏が団結するように呼び掛けても耳を貸しません。
トランプ氏との対決を前に内部分裂が危ぶまれる民主党陣営、
一体どうなってしまうのでしょうか?
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ヒラリー・クリントン大統領候補指名獲得の瞬間
こちらは民主党大会でクリントン氏が大統領候補を獲得した瞬間の動画。
予備選で競い合ったサンダース氏がマイクを取り、残りの手続きは省略し
全会一致でクリントン氏指名を宣言するよう党委員長に求めたことで
一気に会場が沸き上がりました。
また、クリントン氏は副大統領候補にティム・ケイン氏を指名。
11月に行われる本選挙に向けてさらに支持を訴えていきます。
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バーニー・サンダース派の反発
しかし、クリントン氏が大統領候補を獲得しても民主党の団結には至っておらず、
民主党全国大会の開会前に行われる祈りの時間でさえも「バーニー、バーニー!」
という合唱、そしてクリントン氏へのブーイングが起きていました。
http://www.huffingtonpost.jp
さらにはアリーナの外でも、反クリントン氏の抗議活動が盛り上がり、
サンダース氏の支持者がフェンスの向こうから野次を浴びせる有様。
「私たちはヒラリーには投票しない!」と抗議の声があがっていました。
予備選では対立候補であるクリントン氏を辛辣に批判してきた
サンダース氏ですが、自らの支持者たちをクリントン氏の勝利のために
集結させようと、このような演説も行いました。
演説の中でサンダー氏は、クリントン氏を全面的に支持した上で
両者の違いも指摘。
「私たちがこれからしなければならないのは、民主的な上院議会、
民主的な下院議会にすることです。
そしてヒラリー・クリントン大統領の下でその政策
を実現させることであり、私はそれを達成するために
すべてを尽くします」
演説はこのように締めくくられました。
この演説を受けてなお、反クリントン活動が目立つサンダース派。
しかし、調査によると予備選でサンダース氏を支持してきた有権者の90%近くは
本選挙でトランプ氏ではなくクリントン氏を選ぶという結果も出ています。
打倒トランプ氏のためには内部分裂している暇はない民主党。
今後どのように団結させていくかが重要ですね。