6月24日に予定されていた、ソユーズ宇宙船の打ち上げ。
今回の宇宙船には日本の大西卓哉宇宙飛行士が搭乗することで
注目が集まっていました。
しかしその打ち上げが7月7日に延期されることに。
延期の理由や、大西宇宙飛行士に課せられた
ミッションなどご紹介します!
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打ち上げ延期の理由
大西卓哉宇宙飛行士らが乗る予定の宇宙船「ソユーズMS」は
今回が初飛行。
先週、制御システムに不調が起きISSへのドッキングが困難になる
恐れがあるとして、専門家チームが打ち上げの延期を勧告したようです。
新たな打ち上げ目標日は
7月7日(木)午前10時36分(日本時間)。
カザフスタン共和国バイコヌール宇宙基地より打ち上げられます。
当日は例年通り、youtubeとニコニコ動画にて
生中継が行われ、各都道府県においてはパブリックビューイングも開催。
配信予定やページが判明次第、ラビルでもお知らせしてまいりますので
続報をお待ちください!
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大西卓哉宇宙飛行士のミッション
第48次/第49次長期滞在クルーとして任命された大西卓哉宇宙飛行士。
http://iss.jaxa.jp/
今回の長期滞在ミッションJAXAロゴは
大西宇宙飛行士が民間航空機のパイロット出身であることから、
三角形の翼をモチーフにデザインされています。
名前の先に並ぶISS、月、そして火星。
これらは大西宇宙飛行士がISS内「きぼう」日本実験棟でさらなる実験を進め、
その先にある将来の宇宙開発を見据え日本の宇宙活動をより良いものに
していくことを表現しています。
そんな彼に課せられたミッションは、主にISSにて船内および船外用の
新たな実験装置の組立てや初期機能確認作業。
その他、日本や国際パートナーの生命科学、物質・物理科学、
宇宙医学、技術実証実験などに携わります。
また、旅客機パイロットとしての経歴を生かし、
ロシア人船長の補佐も担当する大西宇宙飛行士。
万が一船長が操縦できなくなった時には、宇宙船の操縦も
務めるという非常に重要な役割を担います。
他にはISSのシステム運用、補給船からの物資搬入出や
交代クルーへの業務引き継ぎや広報など多岐にわたって
業務を行います。
大西宇宙飛行士は民間旅客機の副操縦士から宇宙飛行士となっており、
この抜擢は極めて稀なこと。
「信頼を、さらに強く。日本にしかできないことがある。」
このミッションテーマを胸に宇宙へ旅立つ大西宇宙飛行士。
当日はぜひリアルタイムで打ち上げを視聴しましょう!