内閣府は昭和の日の4月29日に
社会、そして公共の福祉や、文化などに
貢献した方を政府から賞する栄典、
春の褒章・勲章受賞者の発表を行いました。
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春の褒章・勲章とは
あらゆる分野で社会に貢献した方々を
天皇から勲章する授与する日本の栄典です。
それぞれの分野で貢献した方々に送られる、
褒章には、全部で6種類あります。
（勲章については後述）
紅綬褒章（こうじゅほうしょう）
「自己の危難を顧みず人命の救助に尽力したる者」に授与される。
緑綬褒章（りょくじゅほうしょう）
「自ら進んで社会に奉仕する活動に従事し徳行顕著なる者」に授与される。
黄綬褒章（おうじゅほうしょう）
「業務に精励し衆民の模範たるべき者」に授与される。
紫綬褒章（しじゅほうしょう）
「学術芸術上の発明改良創作に関し事績著明なる者」に授与される。
藍綬褒章（らんじゅほうしょう）
「教育衛生慈善防疫の事業、学校病院の建設、道路河渠堤防橋梁の修築、田野の墾闢（こんぺき、開墾）、森林の栽培、水産の繁殖、農商工業の発達に関し公衆の利益を興し成績著明なる者又は公同の事務に勤勉し労効顕著なる者」に授与される。
紺綬褒章（こんじゅほうしょう）
「公益のため私財を寄附し功績顕著なる者」に授与される。
この褒章・勲章の授与発表は、
春の褒章(4月29日)と、
秋の褒章(11月3日)の
年2回行われます。
また、今回の春の褒章の授与式は、
平成27年5月15日（金） 午前10時15分
東京プリンスホテル 2階「鳳凰の間」
にて行われる予定です。
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2015年「春の褒章・勲章」の受賞者
内閣府は、2015年度（平成２７年）の
「春の褒章」受賞者は、６７５人・２６団体と
発表しました。
褒章
紅綬褒章 （９人・５団体）
- 葛西薫さん（アートディレクター）
緑綬褒章 （１９人・２１団体）
黄綬褒章 （１７７人）
- 熊谷喜八さん（西洋料理人 レストランKIHACHI創業者）
それはもう大変な章ですからやっぱり章に値する自分であるかどうか自分との戦いですよね
- 雲瀬 哲治さん（三菱電機通信機製作所）
紫綬褒章 （１７人）
- 浅田次郎さん（小説作家）
映画「王妃の館」や「鉄道員」などの原作小説家。「今回の褒章というのは、作品に与えられたわけではなくて僕という人間に与えられたようなので、その辺が大変恥ずかしく戸惑っております。」
- 観世清和さん（人間国宝・能楽師）
- 谷村新司さん（シンガーソングライター）
正直本当にうれしいなと晴々とした気持ちになりました。歌が国境を越えるという感動を次の世代の人にぜひ感じてもらえたらいいなとそんな場作りもしていければいいなと思っています。
藍綬褒章 （４５３人）
- 内山田竹志さん（トヨタ自動車 代表取締役会長）
- 今津英敏さん（日産自動車 元副社長）
- 杉本征宏さん（東レ元副社長）
- 藤田純孝さん（伊藤忠商事元副社長）
紺綬褒章
勲章
大勲位菊花章
旭日大綬章又は瑞宝大綬章を授与されるべき功労より優れた功労のある方
桐花章
旭日大綬章又は瑞宝大綬章を授与されるべき功労より優れた功労のある方
旭日章
国家又は公共に対し功労のある方
功績の内容に着目し、顕著な功績を挙げた方
瑞宝章
公務等に長年にわたり従事し、成績を挙げた方
文化勲章
文化の発達に関し特に顕著な功績のある方
宝冠章
外国人に対する儀礼叙勲等特別な場合に、女性のみに授与される勲章
