黒沢清監督がメガホンを取った
深津絵里&浅野忠信共演作『岸辺の旅』が、
第68回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門で
日本人初の監督賞を受賞!
黒沢監督は以前にも同部門で審査員賞を
受賞しており、7年ぶりの栄冠を勝ち取りました。
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喜び溢れる黒沢監督
5月23日(現地時間)に行われた
第68回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門授賞式。
日本人初の快挙である監督賞に選ばれた黒沢清監督は、
満面の笑顔で授賞式の壇上を踏みしめました。
英語で「本当に驚いています」との一言に続き、
日本語で喜びのコメントを述べました。
黒沢監督は、同部門での受賞はこれで2度目。
2008年に映画「トウキョウソナタ」で同部門の
審査員賞に選ばれています。
世界から大絶賛を受けた「岸辺の旅」
湯本香樹実の小説をもとに、この度映画化された
「岸辺の旅」。
カンヌの公式上映後には、なんと5分以上にわたる
スタンディングオベーションを受けるほど
大絶賛されました。
「愛する人との永遠の別れを描く、究極のラブストーリー」
と銘打たれた本作品。
主演には深津絵里と浅野忠信が抜擢されています。
夫(浅野忠信)が失踪して3年、妻(深津絵里)が
そのショックからようやく立ち直り始めた頃、
夫がある日突然帰宅します。
そして夫から告げられる「俺、死んだよ。」の言葉。
失踪していた間、夫が過ごした場所をめぐる
旅に出た夫婦の物語です。
「岸辺の旅の」はテアトル新宿ほか全国の映画館で
10月1日よりロードショー。
またフランス国内でも今秋公開予定されています。
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「ある視点」部門とは?
カンヌ国際映画祭において、コンペティション部門と
並ぶ公式部門のひとつ、それが「ある視点」部門です。
映像のスタイルは多種多様で、独自の視点から
作り上げられたユニークな作品が選出されます。
今年のグランプリに輝いたのは、アイスランドで作られた
「ラムズ/RAMS」。
日本からは映画「あん」(河瀬直美監督作)も招待されて
いましたが、残念ながら受賞ならずでした。