任天堂が発表した人気アクションゲーム「メトロイド」シリーズ最新作。
最新作の予告動画には4万件以上の低評価ばかりか
「任天堂に開発を中止してもらおう」と呼びかけるネット署名が
世界中から2日で約1万2000もの署名が集まっています。
一体どうしてこのような事態になってしまったのでしょうか?
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メトロイドって何?
「メトロイド」とは、1986年に任天堂から発売された
人気アクションゲームのシリーズで、
全シリーズを通してシリアスかつダーク、
ひたすら無機質に淡々と進むイベントと、
グロテスクな舞台・キャラクター、
どこか不気味な世界感を産み出し、
海外ではコアなファンを持っている作品です。
このメトロイドシリーズには2つの流れを
汲むシリーズが存在します。
まずは初代メトロイドからの流れを汲む2Dアクションの
メトロイドシリーズ。
そしてメトロイドプライムシリーズと呼ばれる
2Dから3Dに主観始点が変更され射撃による
攻撃を行うFPS(First Person shooter、
一人称視点シューティング)の要素を強めたもの。
特にメトロイドプライムシリーズは、臨場感や
主人公サムスとの一体感が重視され
本ゲームの特徴を生かしたシリーズとして
新たなコアなファンを獲得し、
新作が待ち望まれていました。
なぜ不人気?
そして今回反響を呼んでいる最新作の
「METROID PRIME: FEDERATION FORCE」。
それまではダークな雰囲気が漂う世界観と
プライムシリーズ以降の臨場感あふれる3Dで
主人公との一体感を重視していたメトロイド。
現在シリーズで最後に出ている作品がWiiで
出ていたことから、Wiiの次世代機Wii Uで
高技術で作られた新作が期待されていました。
ところが実際に発表されてみると、デフォルメ気味のロボットが
プレーヤーキャラとなり、サッカーのようなゲームを
楽しめるといった内容で、本格的な新作を待っていた
コアユーザー達の失望感は大きかったようです。
原因となったトレーラー動画
米ゲーム見本市の「E3」に合わせて
YouTubeで公開された同タイトルの
最新トレーラー動画には、好評価を大きく
上回る低評価が付き、コメント欄の内容も
“炎上”状態になっています。
同タイトルの開発中止を求める署名活動が
署名サイト「Change.org」で始まっていて、
署名運動は、米カリフォルニア在住者が
発起人になっているようです。
“愛するメトロイドシリーズの名をこの作品に
冠するという暴虐をやめさせ、
任天堂に開発を中止してもらえるよう、
力を貸してほしい”と呼び掛けています。
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新作メトロイドでは何ができる?
本作は「メトロイドプライム」シリーズの新作で、
プレイヤーは銀河連邦軍の一員としてロボットを
操ってさまざまなミッションを攻略し、
合間にはボールを撃ち合うサッカーのような
ゲームも楽しめる、という内容のようです。
思いがけずファンをがっかりさせてしまった任天堂。
メトロイドシリーズはこの先どうなってしまうのでしょうか?