3日、青森県弘前市にある弘前城で、
天守をジャッキで持ち上げての
大移動が行われました。
見守っていた観光客たちからは
「あっ、動いた、動いた」という歓声が上がります。
なぜ天守が動くことになったのでしょうか?
映像とともにご覧ください。
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なぜ天守を動かすのか?
なぜ天守閣が動いているのかというと
天守を支える石垣部分を
約100年ぶりに大改修するためです。
今回は数百個の石を
一つずつ取り外して組み直すため、
天守本体ををジャッキで持ち上げて
移動させることになりました。
この作業を曳屋(ひきや)作業といいます。
天守は重さ約400トン。
1度の作業で15~30センチしか
動かすことができないため、
3、4日の2日間で
約22メートル移動の後、
10月下旬までにかけて
計約78メートル動かします。
イメージ映像がコチラ↓
弘前市 プロモ-ションサイト
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弘前城とは?
前回の大改修は、明治時代の天守下の石垣崩落を受け、
1915(大正4)年に完了しました。
弘前城の天守は、全国に12ある「現存天守」の一つ。
春は弘前城と堀に映るソメイヨシノが有名で
桜祭りの時期の天守は気品があり
城ファンを魅了します。
天守撮影ポイント
天守を下乗橋から狙うと綺麗に撮影できます。
時間は夜明け~午後にかけて、
季節は春がベスト!
桜の間からの天守は格別、
冬も雪景色がとてもいい情景です。
工事期間はいつまで?
2015年8月~10月、天守移動、
2016年5月~石垣解体
石の積み直しが始まり
天守が元の位置に戻るのは
2021年秋の予定です。
工事中の公園利用について
・石垣修理中も弘前公園内へ入場可能。
・弘前公園の桜は、毎年お楽しみいただけます。
美しく改修された弘前城天守閣の姿を見る日が
今から待ち遠しいですね。