山形県と宮城県の境にある蔵王山。
しばらく火山性地震の回数は減少していましたが、
6月17日頃から再び増加している模様です。
仙台管区気象台は引き続き注意が
必要だとしています。
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蔵王山とは
日本百名山として全国的に知られている奥羽山脈の連山。
玄武岩、安山岩でできた活火山であり、
常時観測対象の47火山です。
宮城県側から火口湖や噴気口も見ることができ、
火山がある地域ならではの温泉も
多く点在しています。
冬にはスキー客などで賑わいをみせる、
山形県と宮城県にとって欠かせない
観光地の1つとなっています。
火山性地震の計測回数
6月に起きた火山性地震は計164回。
そのうち、警報解除後の17~30日までに161回が起きており、
17日以降に大幅に増加したことがわかります。
噴火警報後、4月の火山性地震は計319回と
回数は減っているように見えますね。
火山性微動については5月17日以降、
発生していません。
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現在の蔵王山の様子
こちらでは蔵王山の現在の様子をチェックすることができます。
気象庁火山カメラ映像
また、山形県庁のサイトでは、
「蔵王山火山防災マップ」
が掲載されています。
付近の方はぜひこちらもご活用ください。
蔵王山火山防災マップ
1940年の小規模な水蒸気噴火以降、
静かに眠り続けていた蔵王山。
近年では火山性微動や小さな地殻変動も観測されており、
今後の動向に警戒が必要です。