8月17日、日本に上陸し北へ抜けていった台風7号。
台風はすでに温帯低気圧にかわりましたが、現在でも
降り続いた雨による川の氾濫などに警戒が必要な地域も。
特に被害の大きかった北海道を中心に、台風7号による影響をご紹介します。
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北海道への直接上陸は23年ぶり
九州や四国・本州に上陸せずに台風が北海道に直接上陸するのは
1993年の台風11号以来23年ぶりのこと。
勢力の衰えないまま17日午後5時半ごろ北海道の襟裳岬付近に上陸した台風は、
北海道に大荒れの天気をもたらしました。
JR北海道は約350本を運休、札幌市でも各地で避難注意報が発令され、
強い風と雨に警戒するよう注意が必要な状態に。
足寄町では町内を流れる2本の川の水があふれ、住宅浸水や道路が冠水、
この影響で約780世帯1620人に避難指示が発令されました。
足寄町・一夜明けての様子
足寄町の芽登付近の大雨被害の様子、電柱が・・・ pic.twitter.com/3bRg3gUFf6
— 露天風呂 (@rotenburomania) 2016年8月18日
北海道本別町では町内の2カ所で土砂崩れが発生し、一部の道路が
土砂や水で埋まる被害が。
その他2世帯で床上浸水、1世帯で床下浸水の被害が確認され、
約40人が避難所で一夜を明かしました。
17日夜に釧路市で地点として観測史上最高となる瞬間風速43.2メートルを記録した
道東を中心に大規模な停電も起こり、道内全体で延べ7万9000戸以上が停電、
8日朝の時点でも一部の地域で停電が続いていました。
北見市・常呂町冠水の様子
台風7号 道東で被害拡大 冠水・浸水相次ぐ
北見市・常呂町では常呂川の水位が上昇、畑=写真=が冠水しました。釧路市では、観測史上もっとも強い風速を観測、屋根がはがれるなど260件あまりの被害が出ています。#台風7号 pic.twitter.com/SeraHfNK35
— UHBニュース公式アカウント (@uhbnews_uhb) 2016年8月18日
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東北では県道が崩落
また、台風7号の被害は北海道だけではありません。
福島県では大雨の影響で田村市の県道が崩落、
国道や県道の通行止めが相次いで発生しました。
崩落した県道あぶくま洞都路線
その他の地域でも大雨による冠水などにより一時通行が困難に。
宮城県・女川町の様子
13:30現在、雨が止みました。冠水している地域医療センター下の交差点は、だいぶ水が引き、軽自動車・乗用車でも通行できます。現在は片側交互通行となっております。
しかし、歩道はまだ歩けません。
(まっち)#onagawafm #女川 pic.twitter.com/bHRPiocVbj— OnagawaFM(女川さいがいFM) (@onagawaFM) 2016年8月17日
北海道や東北の一部では今も水がひかない地域も発生しているようです。
今後も台風が日本に接近した際にはこのような大雨に見舞われる可能性があります。
無理な外出は避け、避難情報が発表された際にはできる限り早く避難するようにしましょう。