業績低迷に悩む日本マクドナルドが
経営再建策の1つとして打ち出した、
年内100店舗を目途とする大量閉鎖。
都心の大型店舗もすでにいくつか閉店しており、
背中を向け寂しそうに手を振るドナルドの
閉店ポスターを見かけた人も多いのでは?
中でも都心部の繁華街に位置し、駅に近いという
好立地条件だった港区の赤坂見附店が10月に
閉店した際には驚く声も多かったようです。
次々と閉店していくマクドナルド各店。
気になるのは残った店舗の用途ですよね。
実は今、マクドナルド跡地を飲食チェーン業界が
狙っており、店舗獲得のために動きが活発化
しているようです。
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マクドナルド跡地はライバル店に
閉店後に残されたマクドナルド店舗。
この店舗を他の飲食チェーン店が新店舗として
リニューアルし、使用する動きが活発化しています。
例えば10月に閉店した神奈川県・横浜市内の
マクドナルド跡地は、ハンバーガーチェーン
「ファーストキッチン」の新店舗として
リニューアル工事の真っ最中。
こちらは12月にオープン予定です。
ファーストキッチンは他にも福岡県の2店舗を
買い取り出店を予定しており、ファースト
キッチン以外にもマクドナルドの立地の良い
跡地を狙う動きが高まっています。
また、同じくハンバーガーチェーン
「バーガーキング」も12月に大阪府・
日本橋にある元マクドナルド店舗を新店舗として
オープンさせる予定です。
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なぜマクドナルド跡地を欲しがるのか
ではなぜライバル店たちはマクドナルドの元店舗を
欲しがるのでしょうか?
バーガーキングの村尾社長は「バーガーキングは
まだまだ知名度が低いので、立地条件の良かった
マクドナルド跡地に看板を出すことは非常に広告効果も
高い」と述べており、名を売り出すチャンスに期待を
寄せています。
都心の好立地の場所はなかなか空かないもの。
また、「元マクドナルドのあの場所で~」などと
待ち合わせの際にも伝わりやすい利点もありそうです。
さらに、元マクドナルドの店舗であれば厨房の
防水設備やダクト、空調設備などの工事コストが
かからない点も新店舗出店の負担が減るため、
非常に好都合のようです。
このチャンスを逃すまいと躍起になって跡地獲得を
狙うライバル店たちの今後の進出、また、経営再建を
果たそうと奮闘するマクドナルドの次の一手にも
注目ですね。