30日、韓国国会の本会議にて
放送事業者が正当な理由もなく
特定の人物の出演を妨害すると
いった行為を禁止するという内容の
「放送法改正案」が満場一致で
本議会可決されました。
韓国の放送業界での過剰な
第三者による芸能人干し対応は
社会的な問題になっていました。
これまで、事務所との対立により
テレビ出演などが難しかった
韓国芸能人たちにようやく
新たな道が開かようとしています。
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JYJ法の経緯
この「JYJ法」という名称で知られている
放送法改正案の発端は
2010年
韓国芸能事務所SMエンタテインメント所属
男性人気グループの「東方神起」から
キム・ジェジュン、パク・ユチョン、キム・ジュンス
この3人が脱退したことからはじまります。
脱退した3人は新たに「JYJ」を結成し
独自の活動を始めましたが
前事務所側との軋轢(あつれき)から
テレビ番組の出演やコンサート会場の手配
音楽流通などの面で困難を強いられた事件が
世論で問題となり発議されていました。
JYJ活動経歴
JYJは自ら作詞作曲も手がけ
アジアを中心に活動しドラマ
映画・ミュージカルなどの
ソロ活動も精力的に活動し
欧米でもコンサートを開催しています。
《CDアルバム》
- 『The Beginning』
- 『IN HEAVEN』
- 『Only One』
- 『JUST US』
《ドラマ・ミュージカル出演》
- 2009年 『天国の郵便配達人』キム・ジェジュン(日本・テレビ朝日)
- 2010年 『素直になれなくて』キム・ジェジュン(日本・フジテレビ)
- 2011年 『ミス・リプリー』パク・ユチョン(韓国・MBC)
- 2010年 『成均館スキャンダル』パク・ユチョン(韓国・KBS)
- 2010年 『Beautiful Love~君がいれば~』パク・ユチョン(日本・BeeTV)
- 2011年 『天国の涙』キム・ジュンス(韓国・ミュージカル)
- 2010年 『モーツァルト!』キム・ジュンス(韓国・ミュージカル)
《芸能活動で受賞した賞》
- 2001年 米州歌謡祭大賞(パク・ユチョン)
- 2003年 KBN青少年歌謡祭特別賞(パク・ユチョン)
- 第14回ドラマグランプリ春ドラマ – 助演男優賞(キム・ジェジュン)
- 2010年 第16回韓国ミュージカル大賞-男優新人・人気賞(キム・ジュンス)
- 2010年 第4回ザ・ミュージカル・アワーズ-男優新人・人気賞(キム・ジュンス)
- 2011年 第5回ザ・ミュージカル・アワーズ-人気スター賞(キム・ジュンス)
- the 3rd Annual Shorty Awards The Year’s Best Celebrity on Twitter 1位(キム・ジェジュン)
- 2011年 the 3rd Annual Shorty Awards The Year’s Best Fashon on Twitter 3位(キム・ジェジュン)
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これからの韓国芸能界はかわる?
今回の韓国国会本会議の満場一致での
「JYJ法」通過により今後は番組制作と
まったく関係のない因縁を理由に
放送関係の役職員ではない人間が
勝手に出演を妨害するなどの行為は
一切できなくなりました。
そして、芸能業界で大きな権力を持つ
芸能事務所などによる出演禁止の要請も
今後はなくなっていくと考えられています。
ネットやテレビでの出演を望んでいる
日本のファンにとってもこの法案通過には
大きな希望になるのではないでしょうか。