通販でおなじみのジャパネットたかた。
その創業者であり前社長の高田明氏が、
創業30周年前日である2016年1月15日をもって
テレビショッピングを引退することを発表。
高田氏は今年1月に社長を退任する前から
「1年以内にはテレビ出演をやめる」と
公言していました。
高田氏が最後にご紹介する商品は、
いったい何になるのでしょうか?
また、この度の高田氏のテレビ完全引退発表を機に、
ジャパネットたかたの歴史を振り返りたいと思います。
Sponsored Link
たかた前社長最後の商品は?
1月15日、11時から16日17時創業30周年を記念した
30時間の生放送「楽しいのが ジャパネット」が放送されました。
いつものように高田氏はお茶の間に現れ、
「本日でスタジオ出演をやめます。長いことお世話になりました」と挨拶。
番組内では、これまで高田氏が紹介してきた商品のヒットランキングや、
高田氏が日本全国を歩くロケ企画などが放送されました。
番組は16日17時まで続きますが、高田氏の出演は15日24時まで。
高田氏が最後に紹介した商品は「マイク型カラオケ」。
これまでに何度も紹介されてきた商品で、時に高田氏自らが
歌う姿を披露してきました。
今回、高田氏は「北国の春」を熱唱。
歌う高田氏を取り囲む200名近い社員の中には、涙ぐむ方も。
点数は驚異の99点!
そしてここで高田氏はここでもう1曲歌いたいと
「高校三年生」を選曲します。
こちらの点数もなんと99点と、素晴らしい幕引きを迎えました。
最後は現社長そして息子である高田旭人氏が登場。
がっちりと握手を交わし、ここに完全な世代交代が
果たされたことを示しました。
高田氏の意思を引き継ぐMCたちもひとりひとり挨拶をし、
再スタートを切るジャパネットたかたのテレビショッピング。
ジャパネットを「命」と称した高田氏。
これからも必要とあればいつでも出てくるとのこと。
テレビショッピングは引退となりましたが、
またテレビで見られる日も訪れるかもしれませんね。
Sponsored Link
実家のカメラ店からの独立
1971年、高田明氏は大阪経済大学経済学部を卒業後、
民間企業での海外赴任などを経て実父が経営する
カメラ販売店「有限会社たかたカメラ」に入社。
その後1986年に独立し、現ジャパネットたかたの前身である
「株式会社たかた」を長崎県佐世保市に設立します。
1990年代に入ってからはラジオ、そしてテレビや
新聞での広告を開始、ネット通販へも意欲的に挑み、
多方面メディアを利用して通信販売業の大手と呼ばれるまでに
成長した株式会社たかた。
この頃から社長自らテレビ放送に出演し、独特の言葉遣いと
分かりやすい解説で、株式会社たかたを広めていきました。
1999年に現在の社名「ジャパネットたかた」に変更。
「日本全国ネット」という意味の「ジャパンネット」では
インパクトに欠けるとし、「ジャパネット」になったそうです。
自社スタジオで収録
当初は福岡市にあるスタジオで収録を行っていた
テレビショッピングですが、より迅速に放送ができるように
自社倉庫を改造して本社敷地内にテレビスタジオを設置。
これにより、制作会社に依頼すると収録から放送までに
1か月以上かかる問題をクリアしました。
この本社スタジオからは生放送を行うことも可能。
カメラマンなどの番組スタッフもすべて自社社員で
まかなっており、番組を自分たちで作り上げています。
ジャパネットたかたの特徴
ジャパネットたかたの通販評価が高い理由と言えば、
やはり金利の全額負担でしょう。
クレジットでの分割払い金利をジャパネットたかたの方で
全額負担してくれます。
また、商品注文の際のフリーダイヤル通話料は年間
2億5千万円にものぼるそうです。
さらに、毎年末には「利益還元祭」と題したイベントを行い、
一定金額以上商品を購入した方に専用の応募ハガキを同梱。
それを返送することで旅行やギフト券が抽選で当たります。
まれに現金がプレゼントされる年もありますので、
気になる方は年末のテレビショッピングをチェックしてみては?
独特の声と言葉遣いで人気を博した高田氏が
もうテレビで見られないと思うと、少しさみしくなりますね。