2月28日(現地時間)、第88回目となるアカデミー賞の授賞式が
米ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われました。
日本からは長編アニメーション部門に米林宏昌監督の作品
「思い出のマーニー」がノミネートされていており、
受賞が期待されています。
アカデミー賞の歴史とともに全部門の受賞作品をご紹介しましょう!
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アカデミー賞 授賞一覧
作品賞 | |
受賞 | 「スポットライト 世紀のスクープ」 |
ノミネート | 「マネー・ショート 華麗なる大逆転」 |
「ブリッジ・オブ・スパイ」 | |
「ブルックリン」 | |
「マッドマックス 怒りのデス・ロード」 | |
「オデッセイ」 | |
「レヴェナント 蘇えりし者」 | |
「ルーム」 |
主演男優賞 | |
受賞 | 「レヴェナント 蘇えりし者」 レオナルド・ディカプリオ |
ノミネート | 「トランボ ハリウッドに最も嫌われた男」 ブライアン・クランストン |
「オデッセイ」 マット・デイモン |
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「スティーブ・ジョブズ」 マイケル・ファスベンダー |
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「リリーのすべて」 エディ・レッドメイン |
主演女優賞 | |
受賞 | 「ルーム」 ブリー・ラーソン |
ノミネート | 「キャロル」 ケイト・ブランシェット |
「JOY」 ジェニファー・ローレンス |
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「さざなみ」 シャーロット・ランプリング |
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「ブルックリン」 シアーシャ・ローナン |
監督賞 | |
受賞 | 「レヴェナント 蘇えりし者」 アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ |
ノミネート | 「マネー・ショート 華麗なる大逆転」 アダム・マッケイ |
「マネー・ショート 華麗なる大逆転」 アダム・マッケイ |
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「ルーム」 レニー・アブラハムソン |
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「スポットライト 世紀のスクープ」 トム・マッカーシー |
助演男優賞 | |
受賞 | 「ブリッジ・オブ・スパイ」 マーク・ライランス |
ノミネート | 「マネー・ショート 華麗なる大逆転」 クリスチャン・ベール |
「レヴェナント 蘇えりし者」 トム・ハーディ |
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「スポットライト 世紀のスクープ」 マーク・ラファロ |
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「クリード チャンプを継ぐ男」 シルベスター・スタローン |
助演女優賞 | |
受賞 | 「リリーのすべて」 アリシア・ビカンダー |
ノミネート | 「ヘイトフル・エイト」 ジェニファー・ジェイソン・リー |
「キャロル」 ルーニー・マーラ |
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「スポットライト 世紀のスクープ」 レイチェル・マクアダムス |
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「スティーブ・ジョブズ」 ケイト・ウィンスレット |
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脚本賞 | |
受賞 | 「スポットライト 世紀のスクープ」 ジョシュ・シンガー 、 トム・マッカーシー |
ノミネート | 「ブリッジ・オブ・スパイ」 マット・シャルマン 、イーサン・コーエン 、 ジョエル・コーエン |
「Ex Machina」 アレックス・ガーランド |
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「インサイド・ヘッド」 ピート・ドクター 、 メグ・レフォーブ 、 ジョシュ・クーリー 、 ロニー・デル・カルメン |
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「ストレイト・アウタ・コンプトン」 ジョナサン・ハーマン 、 アンドレア・バーロフ 、 S・レイ・サビッジ 、 アラン・ウェンカス |
脚色賞 | |
受賞 | 「マネー・ショート 華麗なる大逆転」 チャールズ・ランドルフ 、 アダム・マッケイ |
ノミネート | 「ブルックリン」 ニック・ホーンビィ |
「キャロル」 フィリス・ナジー |
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「ルーム」 エマ・ドナヒュー |
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「オデッセイ」 ドリュー・ゴダード |
視覚効果賞 | |
受賞 | 「Ex Machina」 |
ノミネート | 「マッドマックス 怒りのデス・ロード」 |
「スター・ウォーズ フォースの覚醒」 | |
「オデッセイ」 | |
「レヴェナント 蘇えりし者」 |
美術賞 | |
受賞 | 「マッドマックス 怒りのデス・ロード」 |
ノミネート | 「ブリッジ・オブ・スパイ」 |
「リリーのすべて」 | |
「オデッセイ」 | |
「レヴェナント 蘇えりし者」 |
撮影賞 | |
受賞 | 「レヴェナント 蘇えりし者」 エマニュエル・ルベツキ |
ノミネート | 「キャロル」 エドワード・ラックマン |
「マッドマックス 怒りのデス・ロード」 ジョン・シール |
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「ボーダーライン」 ロジャー・ディーキンス |
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「ヘイトフル・エイト」 ロバート・リチャードソン |
衣装デザイン賞 | |
受賞 | 「マッドマックス 怒りのデス・ロード」 ジェニー・ビーバン |
ノミネート | 「キャロル」 サンディ・パウエル |
「シンデレラ」 サンディ・パウエル |
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「リリーのすべて」 パコ・デルガド |
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「レヴェナント 蘇えりし者」 ジャクリーン・ウェスト |
長編ドキュメンタリー賞 | |
受賞 | 「AMY エイミー」 |
ノミネート | 「カルテル・ランド」 |
「ルック・オブ・サイレンス」 | |
「ニーナ・シモン 魂の歌」 | |
「ウィンター・オン・ファイヤー ウクライナ、自由への闘い」 |
短編ドキュメンタリー賞 | |
受賞 | 「A Girl in the River: The Price of Forgiveness」 |
ノミネート | 「Body Team 12」 |
「Chau, beyond the Lines」 | |
「Claude Lanzmann: Spectres of the Shoah」 | |
「Last Day of Freedom」 |
編集賞 | |
受賞 | 「マッドマックス 怒りのデス・ロード」 マーガレット・シクセル |
ノミネート | 「スポットライト 世紀のスクープ」 トム・マカードル |
「スター・ウォーズ フォースの覚醒」 メリアン・ブランドン 、 メアリー・ジョー・マーキー |
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「マネー・ショート 華麗なる大逆転」 ハンク・コーウィン |
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「レヴェナント 蘇えりし者」 スティーブン・ミリオン |
外国語映画賞 | |
受賞 | 「サウルの息子(ハンガリー)」 |
ノミネート | 「ア・ウォー(英題)(デンマーク)」 |
「大河の抱擁(コロンビア)」 | |
「裸足の季節(フランス)」 | |
「ディーブ(ヨルダン)」 |
音響編集賞 | |
受賞 | 「マッドマックス 怒りのデス・ロード」 |
ノミネート | 「ボーダーライン」 |
「スター・ウォーズ フォースの覚醒」 | |
「オデッセイ」 | |
「レヴェナント 蘇えりし者」 |
録音賞 | |
受賞 | 「マッドマックス 怒りのデス・ロード」 |
ノミネート | 「ブリッジ・オブ・スパイ」 |
「スター・ウォーズ フォースの覚醒」 | |
「オデッセイ」 | |
「レヴェナント 蘇えりし者」 |
メイクアップ&ヘアスタイリング賞 | |
受賞 | 「マッドマックス 怒りのデス・ロード」 |
ノミネート | 「100歳の華麗なる冒険」 |
「レヴェナント 蘇えりし者」 |
作曲賞 | |
受賞 | 「ヘイトフル・エイト」 エンニオ・モリコーネ |
ノミネート | 「ブリッジ・オブ・スパイ」 トーマス・ニューマン |
「キャロル」 カーター・バーウェル |
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「ボーダーライン」 ヨハン・ヨハンソン |
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「スター・ウォーズ フォースの覚醒」 ジョン・ウィリアムズ |
主題歌賞 | |
受賞 | “WRITING’S ON THE WALL” 「007 スペクター」 |
ノミネート | “EARNED IT” 「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」 |
“MANTA RAY” 「Racing Extinction」 |
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“SIMPLE SONG #3” 「グランドフィナーレ」 |
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“TIL IT HAPPENS TO YOU” 「ハンティング・グラウンド」 |
長編アニメーション賞 | |
受賞 | 「インサイド・ヘッド」 |
ノミネート | 「Anomalisa」 |
「父を探して」 | |
「映画 ひつじのショーン バック・トゥ・ザ・ホーム」 |
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「思い出のマーニー」 |
短編アニメーション賞 | |
受賞 | 「Historia De Un Oso (英題:Bear Story)」 |
ノミネート | 「Prologue」 |
「Sanjay’s Super Team」 | |
「We Can’t Live without Cosmos」 | |
「明日の世界」 |
短編実写映画賞 | |
受賞 | 「Stutterer」 |
ノミネート | 「Ave Maria」 |
「Day One」 | |
「Everything Will Be Okay (Alles Wird Gut)」 |
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「Shok」 |
残念ながら日本の「思い出のマーニー」は受賞ならず。
長編アニメーション部門を受賞したのは「インサイド・ヘッド」でした。
授賞式の様子を再放送
WOWOWでは2月29日21時よりアカデミー賞授賞式の様子を再放送。
もう一度見たい方、見逃した方はぜひWOWOWで
感動の受賞式をご覧ください!
アカデミー賞とは
アカデミー賞は1929年から始まり、アメリカ映画の発展を目的に、
映画に出演したキャストやスタッフを表彰し、
その功績をたたえるために作られた映画賞です。
受賞者にはオスカー像が授与されるため、「オスカー」と呼ばれることも。
前年の作品が受賞対象となるため、今回2016年に開催された
アカデミー賞は2015年度と表示するようになっています。
授賞式は毎年2月の最終もしくは3月の第1日曜日に
ハリウッドのドルビー・シアターで開催。
会場前のハリウッド大通りは授賞式当日はほぼ1日中
通行止めとなり、東側のハイランド通りと交差点付近から
シアター前までの通路は赤いじゅうたんが敷かれます。
これが一般に「レッドカーペット」と呼ばれるもので、
映画制作に携わる全ての人にとっての憧れとなっています。
日本人のアカデミー賞受賞・ノミネート歴
ノミネート
年 | ノミネート | 部門 |
2016 | 「思い出のマーニー」 | 長編アニメーション部門 |
2014 | 「かぐや姫の物語」 | 長編アニメーション部門 |
2014 | 「ダム・キーパー」 | 短編アニメーション部門 |
2013 | 「風立ちぬ」 | 長編アニメーション部門 |
2013 | 「九十九」 | 短編アニメーション部門 |
2013 | 「キューティー&ボクサー」 | 長編ドキュメンタリー部門 |
2012 | 「白雪姫と鏡の女王」 石岡瑛子 |
衣装デザイン部門 |
受賞
年 | 受賞 | 部門 |
2008 | 「おくりびと」 | 外国語映画部門 |
2008 | 「つみきのいえ」 | 短編アニメーション部門 |
2007 | 坂口亮 | 科学技術部門 |
2004 | 宮城島卓夫 | ゴードン・E・ソーヤー賞 |
2002 | 「千と千尋の神隠し」 | 長編アニメーション部門 |
1998 | 伊比恵子 | 短編ドキュメンタリー部門 |
1991 | 「ドラキュラ」 石岡瑛子 |
衣装デザイン部門 |
今回のアカデミー賞で注目だったのはやはりディカプリオが
悲願の主演男優賞を受賞したことでしょう。
ディカプリオはこれまで3度の主演男優賞ノミネート、
助演男優賞を含めると5度もノミネートされていながら
受賞することは叶いませんでした。
彼のスピーチでは自身が主演を務めた「レヴェナント 蘇えりし者」の
テーマである人間と自然界の関係に絡め、「この地球が
当たり前のものとは思いません、今日の受賞も当たり前とは思いません」と
自分に厳しいコメントをしていました。
はたして2016年度はどんな名作が生まれるのでしょうか?
来年も楽しみですね。