パキスタンで4月2日に降り始めた豪雨が
大変な災害をもたらしました。
地滑りにより多数の家屋の崩壊、人的被害も大きく出ています。
さらには道路が寸断され、日本人観光客が足止めをくっているとの情報も。
詳しい情報を、現地の様子を収めた写真とともに見ていきましょう。
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現地の様子
http://www.afpbb.com/
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豪雨による地滑り
パキスタン北西部のカイバル・パクトゥンクワ州とカシミール地方の
同国支配地域にあるニーラム渓谷で2日から降り出した豪雨が
地滑りを引き起こし、多数の家屋を飲み込みました。
4日時点で判明しているだけでも犠牲者は71人、多くの人が負傷し、
また洪水によって首都イスラマバードと北部の山岳地帯を結ぶ
カラコルムハイウエーなどの一部道路が分断され、
現在も数千人が立ち往生している状態です。
さらにパキスタン北部ギルギット・バルティスタン地域とその周辺では
日本人観光客数十人が足止めされているとの情報も。
同地域には景勝地として名高いフンザ渓谷があり、観光ツアーに
参加した客らが宿泊施設から動けずにいる状態です。
パキスタンの地方部には粗末な作りの家屋が多く、
春に時折降る豪雨で倒壊することがしばしば。
昨年の夏にも雨季に豪雨による洪水によって81人が犠牲になり、
30万人が被災しています。
現在も洪水や土砂崩れが収まらぬ中、救助活動が続くパキスタン。
被害地域は軍にヘリコプターによる救援作戦を要請しており、
迅速な事態収拾が求められています。
ひとりでも多くの命が助かることを祈るばかりです。