本日6月21日は夏至。
1年で昼の長さが最も長い日となります。
そんな夏至の前日である20日の夜には年に1度見られる
「ストロベリームーン」が日本各地で観測されました。
幸運のシンボルとも呼ばれるストロベリームーン。
皆さんが撮影された写真などまとめてみました!
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ストロベリームーンの写真まとめ
本日ほんとにストロベリームーン! 昨日と違って真っ赤~!
時間的によかったのかな! pic.twitter.com/Vza3B7nVDs— Natsu(ノ).`ω´(ヾ) ② (@725N617) 2016年6月21日
http://rocketnews24.com/2016/06/20/764065/
赤みがかった不思議な月、これがストロベリームーンです。
こちらの写真は火口ではなくHα線の感度を高めた一眼レフで撮影されたため、
ピンク感が増しているそうです。
ストロベリームーン。色を後から加工した訳ではなく、天体撮影用にHα線の感度を高めた一眼レフで撮影したためピンク色に染まっています。 pic.twitter.com/K4izzmlFKt
— 土屋憲一 (@tsuchiya_ast) 2016年6月20日
また、動画もアップされていました。
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年に1度のストロベリームーンとは
ストロベリー・ムーンとは、地上近くの月が赤や茶色っぽく見える現象のこと。
この現象が起きるには、太陽が日中に非常に高い地点にあり、
反対に月が非常に低い地点にあることが条件となっています。
そのため条件の揃った夏至のころに観測されるわけですね。
月光が分厚い空気の層を通過し、その中の水分に影響されることで
月が赤く見えるそうです。
これと同じ現象を私たちは普段から見ていることをご存知ですか?
それは夕暮れの太陽。
夕暮れの太陽は赤く見えますよね?
実はストロベリームーンもこの現象と同じ原理なのです。
また、なぜストロベリーと名づけられたかというと、北アメリカ在住の
先住民であるアルゴンキン族が、6月にこの赤い月がのぼると
苺摘みの季節になると考えたからだそうです。
はるか昔のインディアンによる伝承が現代まで受け継がれているなんて、
何だか素敵ですね。
ストロベリームーンは幸運のシンボル
一説によると、ストロベリームーンは幸運のシンボルとされており、
見ることができると「幸せになれる」「好きな人と結ばれる(結婚できる)」
なんて言われています。
幸せを掴みたい人にはぜひ観測してほしいストロベリームーン。
今年見逃してしまったという方は、ぜひ来年の観測チャンスを狙ってみてくださいね。
ちなみにインディアンは1年に12回浮かぶ満月に
それぞれこんな名前をつけています。
1月:ウルフムーン | 狼は真冬に食料不足で飢えて吠える |
2月:スノウムーン | 2月は厳しい寒さで雪が多い |
3月:ウォームムーン | 雪解けで芋虫が出る冬の終わり |
4月:ピンクムーン | 春、野花の開花を意味する |
5月:フラワームーン | 5月はたくさんの花が咲くから |
6月:ストロベリームーン | 6月は苺の収穫+夏の始まり |
7月:ブックムーン | オス鹿のツノが生え変わる季節 |
8月:スタージェンムーン | チョウザメが豊漁だという意味 |
9月:ハーヴェストムーン | 収穫の秋+月の出が早く夜も収穫しやすい |
10月:ハンターズムーン | 夏に太った動物を狩猟しやすい |
11月:ビーバームーン | ビーバー用のワナを仕掛ける季節 |
12月:コールドムーン | 冬の訪れを意味 |
13月:ブルームーン | 年半に1度、ひと月に2回現れる満月 |
満月の度に、月の名前を思い出しながら見るのも楽しいかもしれませんね。