6月15日に群馬県伊勢崎市や前橋市で発生した
突風被害について、気象庁は16日、積乱雲を源とする
下降気流『ダウンバースト』の可能性が高いと発表。
突風の強さは、風速33~49メートルと推定され、
渋川市でも同様の被害が見られたものの、
現地調査では現象を特定できていませんでした。
今、注意喚起されている『ダウンバースト』とは?
どのように注意すればいいのでしょうか?
特徴と対策についてお話していきたいと思います。
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群馬の突風について
突風被害は伊勢崎市などで15日午後4時ごろ発生。
4キロにわたる範囲で、軽自動車や建物の屋根が破損したり
病院の窓ガラスが割れて病室が使えなくなる被害がありました。
この突風直前
約10分の間に気温が約11度も急低下
していることが確認されており、
気温の急低下は『ダウンバースト』が発生した
際に起こる現象と一致。
このデータから、
気象庁は『ダウンバースト』の可能性が高いと発表しました。
ダウンバーストとは?
ダウンバーストは発達した積乱雲から冷たい気流が下降し、
地表に衝突して水平に吹き出す激しい突風をもたらす現象です。
風の強さは「強い台風」または、「竜巻」並の瞬間風速30m/sの
強い突風が観測される場合もあります。
この突風は、円形もしくは楕円形に広がり、
被害規模は数百メートルから10キロメートルほどになります。
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注意と対策
こんなときは注意!
- 真っ黒い雲が近づいてきた
- 雷の音が聞こえてきた
- 急に冷たい風が吹いてきた
安全対策
- 頑丈な建物の中へ避難する。
- 屋内では窓や壁から離れる。
- 窓、雨戸を閉め、カーテンを引きましょう。
- 頑丈な机の下に入り、頭と首を守りましょう。
まだしばらく、大気の状態が不安定な状況が続くと見られています。
「急に風が冷たくなった」と感じたら、
激しい現象が起こる前兆かもしれません。
頑丈な建物の中に避難するようにしてください。
もし、建物などに避難出来ない場合は、
物陰や側溝などのくぼみに身をふせてましょう。