14日、大阪・此花区にある
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン
(USJ)は過去に販売したお土産用の
クッキー商品約30万点の材料に
賞味期限の切れた原材料が
使用されていたと発表しました。
該当商品はすでに販売を終了し
現在店頭に並べられていた
同社製造の商品を回収。
その対象商品はどういったもので
なぜいまになって発覚したのでしょうか?
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どんな材料が商品に使用されていたのか?
14日のUSJの発表によると
今回問題が発覚した商品は
洋菓子製造会社の株式会社エリザが
2011年~2014年にかけて製造した
主要キャラクターの包装やプリントの
施された「アソーテッドクッキー」
「プリントクッキー」など合計21種類。
小麦粉と砂糖を混合した
プレミックスと呼ばれる材料のほかに
イチゴや抹茶の香料など9品目材料で
最長11ヶ月も賞味期限が切れていました。
なぜ今になって発覚したのか?
同発表によると2015年12月8日の夜。
製造元である株式会社エリザの関係者から
USJ側に情報がよせられてはじめて発覚。
翌日の9日には
株式会社エリザ製造の商品は
店頭からすべて撤去し
大阪市保健所へ報告。
株式会社エリザの商品製造工程や
帳票などを調べ現地調査を行い
事実判明しました。
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現在の商品の商況と健康被害は?
USJは近々で販売した商品については
賞味期限切れ原材料の使用がないことを
確認しています。
しかし、2014年12月~2015年2月まで
販売されていた該当の商品も完売。
賞味期限も2015年3月で切れていて
現段階ではこの商品に関する苦情や
健康被害についての届けはありません。
USJからのコメント
健康被害が想定される事案ではなく、当局からも本件は法令違反に該当しないとの見解を頂いておりますが、消費者との信頼関係を最重視する弊社としましては、弊社を信頼してお買い上げ下さったゲストの皆様に弊社の品質基準に反する一部商品をお渡ししてしまっていた事実は、大変申し訳なく、痛恨の極みです。この件を公表して明らかにし、製造元に対する管理・監督を含め、一層の品質管理の強化と再発防止に努めてまいります。何卒ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
事態を重く受け止めたUSJ側は
この件に関して専用の相談窓口を設け
消費者からの問い合わせに精神誠意
対応する姿勢を見せています。
商品に関する問い合わせ相談窓口
担当部署 | 株式会社ユー・エス・ジェイ
マーチャンダイズ部 商品コールセンター |
住所 | 〒554-0031
大阪市此花区桜島2-1-33 |
問い合わせ先 | 0120-330503
(午前9時30分~午後5時30分) |
自身の会社を告発することが
どれだけつらかったことでしょう。
勇気ある内部告発に賞賛を贈りつつ
今後もこのようなことがおきないように
しっかり管理していただきたいですね。