マイクロソフトが2005年に発売したゲーム機、
「Xbox360」がこの度生産終了の運びとなりました。
今後は在庫分のみの販売となりますが、
Xbox 360向けのXbox Liveサービスは継続していくそうです。
日本へ乗り込んできた海外ハードXbox。
その歴史を振り返ってみたいと思います。
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Xbox上陸はまさに「黒船」
Xbox360の前身であるXboxが日本で発売されたのは2002年。
当初はセガのドリームキャストに技術提供していたマイクロソフトですが、
ドリームキャストの失敗により自らゲーム業界へ参入することに。
コンピュータのオぺーレーティングシステムで圧倒的なシェアを
誇っているマイクロソフトは、ゲーム機から次世代ネット家電の
主導権を握ろうと動き出したのです。
そして2000年のPlayStation2発売の数日後に
マイクロソフトはゲーム機参入を正式発表。
それはまるでゲーム機市場で圧倒的なシェアを獲得する
ソニーへの挑戦状のように映りました。
Xboxの初期開発コードネームはかの海戦になぞらえて
「プロジェクト・ミッドウェー」と名付けられ、
マイクロソフトが持つPCのノウハウを活かした
今までにないハードの開発が進められました。
その後、当初は噂として広まっていた開発コードネーム「X-BOX」が
そのまま実際の製品名に使われ、2002年2月22日、
いよいよ日本での発売が開始されます。
当時海外から日本のゲーム機市場へ参入した例は
極めて少なく、Xboxの上陸は「黒船」に例えられました。
マイクロソフトは宣伝活動にも抜かりなく、日本発売と同時に
ビル・ゲイツが来日してテレビ番組への出演を行ったりなど
大規模な宣伝をしています。
そしてXboxは全世界売り上げ2400万台を記録し、
ニンテンドーゲームキューブを若干上回る結果を残しました。
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Xbox360の誕生
続いて2005年にはXboxの後継機、Xbox360が発売。
日本では2005年12月10日に発売されました。
ハイビジョンに対応し、1920×1080までの解像度、
インターレースに加えてプログレッシブでの出力を可能にし、
ドルビーデジタル5.1chサラウンドとリニアPCM2.0chステレオに
サウンドを対応させたハードは、よりハイクオリティなゲーム体験を
もとめるマニアたちに大いに受け入れられました。
また、マイクロソフトらしくPCとの連携にもこだわり、
PC内の音楽や動画を再生できたり、USB接続方式の
コントローラーには互換性があったりと、Windows XPに
対応させた機能も備わっています。
さらに2007年夏からはテレビCMにアイドルグループ
「TOKIO」を採用。
当時のTOKIOの新曲「do!do!do!しようぜ!」に
なぞらえたキャッチコピーが話題となりました。
TOKIOを起用した理由は、仲の良いグループとして知られる
TOKIOが仲間同士でゲームを囲んで楽しむと言う姿が
Xbox360のコンセプトと合っていたそうです。
Xbox360には「XboxLive」というオンラインサービスがあり、
多種多様なソフトで対戦や協力プレイを楽しむことができるため
そういった点をアピールしたかったのでしょう。
XboxLiveは存続
Xbox360の販売は終了しますが、そのサービス「XboxLive」の
サポートは存続するようです。
販売終了後も安心して遊び続けることができますね。
Xbox360の販売は終わりますが、2014年より日本での発売が始まった
マイクロソフトのゲーム機新主力となるXboxOneはまだまだこれから。
ハイクオリティでオンラインプレイを楽しみたい方は
今後とも「Xbox」シリーズをチェックしていってくださいね!