映画監督の河瀨直美監督が
フランス文化に貢献をした人が受章する
フランス芸術文化勲章を受章されました。
日本人女性監督として
はじめての受章ということで、
まさに快挙です。
河瀨直美監督はどんな作品や活動から、
この章を受章することになってのでしょうか?
ちょっと調べてみました。
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芸術文化勲章を受章した河瀬直美監督とは?
まず、フランス芸術文化勲章は
芸術・文化において目覚ましい貢献をした人、
日本でのフランス文化普及に貢献した人が受章します。
河瀨直美監督は、大阪写真専門学校を卒業した後、
卒業した学校で講師をしながら映画を作成し徐々に注目を集めます。
1997年に32mm初監督作品である「萌の朱雀」(もえのずざく)が
第50回カンヌ国際映画祭で、カメラドール(新人監督賞)を
史上最年少(当時27歳)で受賞。
2007年には、「殯の森」(もがりのもり)が
第60回カンヌ国際映画祭にてグランプリを受賞。
さらに、2009年には同じく第62回カンヌ国際映画祭で
『金の馬車賞』という映画祭に貢献した監督に贈られる賞を
アジア人として、そして女性として初めて受賞します。
2013年には、第66回カンヌ国際映画祭の
コンペティション部門の審査員に選ばれ、
日本人として17年ぶり、映画監督として初の選出となる。
もちろん日本やその他の世界でも高い評価を得ていますが、
とりわけフランスでの受賞が目覚ましいですね!
こうした活躍から、今回フランス芸術文化勲章を
受章されたということでしょう。
なお、河瀨直美監督最新作の「あん」が
フランスとの共同制作ということで、こうしたところも
受章理由かもしれませんね。
この最新作「あん」の予告がありますので、
ぜひご覧ください。
短いですが、不思議と心に刺さる感じの映像で、
ものすごく映画が見たくなりました。
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フランス芸術文化勲章ってどんなもの?
フランスの芸術文化勲章は、
フランスの文化省が授与する名誉勲章。
芸術や文化において、フランスや世界で
目覚ましい功績があった人に贈られます。
芸術文化勲章は3つの等級があります。
・シュヴァリエ(騎士)
・オフィシエ(将校)
・コマンドゥール(騎士団長)
今回受章した、河瀬直美監督は、
「シュバリエ」を受章しています。
日本人については、芸術面において、
素晴らしい功績を残した人に加え、
日本でのフランス文化普及に功績があった人も
受章の対象になります。
なお日本人で受賞した人はこのような方々です。
今回は一部の方だけご紹介しましたが、
他にも多くの日本人が受章されています。