8月15日、鹿児島県桜島の火山性地震が
急増し、噴火警戒レベルが4(避難準備)に
引き上げられました。
現在は火山性地震の回数は減っていますが、
山体は膨張したままであり、警戒が必要な
状況が続いています。
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活火山・桜島
桜島は普段から活動が活発な火山で、
小規模な噴火は日常的に起こっています。
今年1月23日夜には大きな爆発を
起こし、その噴煙は4000mにまで
達しました。
その後も警戒が続いていましたが、
この度の火山性地震急増を受け、
噴火警戒レベル4へ引き上げられました。
火山性地震の回数
8月15日 | 1023回 |
8月16日 | 71回 |
8月17日 | 17回 |
8月18日 | 12回(午前9時時点) |
徐々に火山性地震の回数が減り、落ち着き
始めたかのように見える桜島。
しかし、山体の膨張は収まっておらず、
京都大防災研究所火山活動研究センター長の
井口正人氏は「停滞を経て噴火することが
多く、噴火に近づいているとみてもいい」と
警戒を怠らないよう注意を呼び掛けています。
桜島全体のライブカメラ
現在の桜島の様子はこちらで見ることができます。
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川内原発への影響
今回の火山活動活発化により、付近の住民
のみならず日本中の不安を煽っているのは
桜島からわずか52キロしか離れていない
川内原子力発電所1号機。
11日に再稼働を始めたばかりで、桜島が
大規模な噴火を起こせば影響が出ることが
懸念されています。
九州電力は、現時点で影響なしと考え、
特別な態勢もとっていないとのこと。
福島原発のような被害を起こさないためにも、
危機感を持って事前の警戒と対策
を講じてほしいとの声が挙がっています。