現在、中国・北京で行われている
世界陸上選手権。
27日で第6日目を迎え、
男子200メートル決勝が
行われました。
大注目のウサイン・ボルト選手と
ジャスティン・ガトリン選手の闘いは
ボルト選手に軍配が上がり、
100メートルに続き今大会ふたつめの
金メダルを獲得することとなりました。
さらにはウイニングランでアクシデントに
巻き込まれてしまったボルト選手。
男子400メートルリレーへの影響は
あるのでしょうか?
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ボルトとガトリン、注目の闘い
23日の男子100メートルでは
わずか0秒01差でボルト選手に
敗北したガトリン選手。
200メートルこそはリベンジを
果たしたいところです。
会場の注目は6レーンのボルト選手と、
4レーンのガトリン選手に集まり、
どちらが優勝を果たすのか観客たちは
固唾を飲んで見守ります。
他の選手に差をつけ飛び出した
ふたり。
両者一歩も譲らない接戦でしたが
ボルト選手がさらに先を行き、
最後は余裕を見せながらのゴール!
男子200メートルは見事ボルト選手が
4連覇、100メートルとの2冠を
果たしました。
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「オレの種目」
ゴール直前で勝利を確信したボルト選手。
両腕を広げてユニフォームに描かれた
国旗とマークを親指で指し示し、
笑顔でゴールしました。
記録は今季最高の19秒55。
ガトリン選手の最高記録を0秒02
上回るタイムです。
「オレの種目」と公言する
200メートルを4連覇し、
今年で29歳を迎えながらも
「ウサイン・ボルト」はまだまだ健在
だということを世界へとアピール
しました。
ウイニングラン中のアクシデント
200メートルを走り抜け、靴を
脱いで会場内を回り観客と勝利の
喜びを分かち合っていたボルト選手。
しかし、突然のアクシデントに
見舞われてしまいます。
セグウェイに乗ってボルト選手を
後方から撮影していたカメラマンが
バランスを崩し転倒。
ボルト選手の足元へ滑り込むように
倒れ、なんと転ばせてしまったのです!
すぐに立ち上がったボルト選手ですが、
左ふくらはぎに擦り傷を作り、少し
血がにじんでいたようです。
すぐさまネット上で話題となり、この
カメラマンに非難が殺到。
しかし、ボルトは「ガトリンの復讐説を
広めようかな。でも大丈夫、心配ない」と
おどけてみせました。
さらには慌てて謝罪をしてきたカメラマンを
気遣うなど、大人の対応も。
その他、スパイクをファンのひとりに
持っていかれてしまうなど、不運続きの
ウイニングランとなりました。
史上初の2大会連続3冠達成!
29日に行われた男子400メートルリレー決勝。
ジャマイカチームのアンカーとして
登場したボルト選手。
スタートからアメリカとトップを争っていた
ジャマイカですが、アンカーへのバトンパスで
もたついたアメリカをボルト選手が一気に
引き離しました。
先日の接触アクシデントの影響を全く
感じさせない走りを見せ、今シーズン
世界最高記録の37秒36で見事優勝!
100メートル、200メートルとともに
3冠を果たしました。
2大会連続の3冠は史上初のこと。
ボルト選手がいかに素晴らしい選手で
あるかがうかがえますね。
これからも彼の走りには期待が
高まるばかりです!