アップルは新製品の内容をまだ明らかにしていませんが、
9日、米アップルが発表するiPhoneの新製品(iPhone 6s)に
広告ブロック機能が搭載されると話題になっています。
日本では、iPhoneのシェアが突出して高いため
各メディアが大打撃を受けるのではないか!?という
噂も流れはじめています。
では、iPhoneの新製品(iPhone 6s)に搭載される
新OS『iOS 9』の広告ブロック(非表示)機能
『ContentBlocker』とは
一体どんなものなのでしょうか?
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どんな機能なのか?
広告のブロックとは、どういうことなのか?
普段読まれているニュースの記事などから
全てのバナー(広告画面)が表示されなくなります。
つまり画面がすっきりとして
とても見やすくなります。
ユーザーにとってはとてもとても良いことですよね。
しかし、一方でこれが標準搭載されると、
無料でサイトやコンテンツをなどを
運営・提供している事業者にとっては
大打撃となります。
しかし、
来月発売予定と噂の『iPhone 6s』にも搭載される
新OS『iOS 9』の広告ブロック(非表示)機能
『ContentBlocker』ですがこれだけではありません。
この機能にかなりの性能を秘めていることが分かりました。
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機能性のアップにも
『ContentBlocker』として設定できる
広告&追跡ブロックアプリ『Crystal』。
これを開発している『Murphy Apps』が、
8月25日に更新した調査結果によると
『Crystal』を使ってウェブ広告をブロックすると
ページの表示速度が3.9倍も早くなり、
通信量も53%削減できたとの結果が
出されています。
このテストは『iPhone 6 Plus』を使って行われていて、
『ニューヨーク・タイムズ』や『Business Insider』、
『Wired』など主要10サイトで
ウェブページ10ページ分の読み込み時間を
広告ブロックなしとありで比較されました。
ウェブ広告をブロックすることで
読み込み時間70秒と35MBの節約。
表示速度は平均して74%削減されました。
各メディアへの衝撃
この話に衝撃を受けているのが、
国内のメディア関係者や
アフィリエイトを収入源にする
サイト運営者たちです。
全世界におけるiPhoneのシェアはわずか15%ですが、
日本では、iPhoneのシェアが突出して高いため
50%ものシェアを占めています。
スマホの過半数がiPhoneだと仮定すると
そこで広告をブロックされれば
広告収入を基本としている
サイト運営者にとっては大打撃です。
しかし、広告をブロックする利用者は
普段から広告をあまり見ていないはずなので
この機能でネット上の広告収入が
一気に減少する可能性は低いと考えられます。
とはいえ、
IT業界に大きな影響力を持つアップルが、
広告ブロック機能を搭載してきたという
事実にはかわりがありません。
このことから、
これまで広告に依存してきたネット業界は、
そろそろ転換期を求められているのかもしれませんね。