地球から約50億キロという遠い
惑星であり、数多くの謎を残す冥王星。
NASAの無人探査機「ニュー・ホライズンズ」は
7月にこれまでの歴史上最も近い
約1万2500キロまで接近を果たし、
観測を続けています。
そして今回、新たな新発見の報告が!
なんと冥王星には青空と氷が
存在するのだそうです。
これまで謎に包まれていた冥王星の
全貌が、少しずつ明らかになってきました。
Sponsored Link
冥王星を包む青空
写真はNASAが撮影した冥王星。
冥王星全体を包む青いもやの層が
写っていますね。
私達の住む地球で空が青く見えるのは
窒素の微粒子が太陽光を散乱しているため
であるのに対し、冥王星の青空はすすに似た
粒子「ソリン」が光を散乱し、見せて
いるのだそう。
太陽系で海王星軌道よりも遠く、
カイパー・ベルト天体にあると
言われる冥王星。
その冥王星で青空が広がっていることに
科学者たちは驚きながらも大興奮。
さらなる解明を進めています。
Sponsored Link
冥王星の表面に氷が露出
こちらは水が凍ってできた氷の痕跡を
発見した部分をマッピングした画像。
冥王星には凍った水が露出した
小さな領域が多数存在しています。
しかし、広い範囲での露出は見られず、
その理由は冥王星のほとんどが揮発性の
高い他の種類の氷で覆われているため。
揮発性の高い液体からなる氷という
ことでしょうか?
現在小さく露出する水でできた氷は
なぜその場所だけで現れるのかという
ことが、今後の研究課題となります。
新しいことがひとつ見つかるたび、
少しずつ近く感じられるようになる冥王星。
すごくわくわくしますね!