今月20日小笠原諸島の
海底火山の噴火確認から
2年を迎える西之島。
17日に上空を飛んでいた航空機から
約150メートルの高さ丘にある火口付近で、
新たに溶岩の火口が確認されました。
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西之島噴火状況
17日昼ごろ数分おきに噴火が確認され
噴煙を上げる火口がある丘の中腹に
新たに割れ目が発見されそこから
新たに溶岩が流れ出したことがわかりました。
その火口からは噴石が飛び出して
島の成長が続いています。
週間火山概況:西之島は10月29日に海上自衛隊が実施した上空からの観測によると、第7火口付近に弱い噴気が認められました。観測中に噴火は確認できませんでした。西之島の海岸に沿って幅約50m~200mの黄緑色の変色水が分布していました。 pic.twitter.com/mbLKmB3kEW
— 柱状閣下 (@gravireyossy) 2015, 11月 6
西之島に爆発的噴火は復活。溶岩が漏れ出た瞬間を捉えたか? #はてなブログ #西之島 #噴火 #溶岩 H271112ランドサット8の捉えた西之島 – 閣下が不用意に打たれたblog https://t.co/lyUxuM9B6m pic.twitter.com/PwPXHRIvgF — 柱状閣下 (@gravireyossy) 2015, 11月 15
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西之島今後の活動は!?
東京大地震研究所の前野助教(火山地質学)によると
「溶岩が黒く見えるのは新たに流れ出した溶岩で、
火山灰が積もっていないととから、
ここ数週間でできた新しい火口だろう。
西之島の活動は依然として活発で、
これほど長く溶岩が出続ける噴火はまれだ」と述べています。
海上保安庁によると、この2年間で流れ出した溶岩は、
東京ドーム129杯分にあたる約4億トンで
この量は、国内噴火では戦後2番目の規模。
同じく海上保安庁の調査では9月に行った観測で、
島の面積は噴火前から約12倍に拡大し
東京ディズニーランドの5倍にも成長。
17日の観測でも従来の火口からは
約30分おきに噴煙が上がり
1メートル以上の噴石が飛び出し
噴火で出現した新しい溶岩は、
元の西之島をのみ込みながら成長し
今も活発な火山活動が続いています。