今週に入って急に気温が下がりはじめ
暖房機器などの使用が増える季節を前に
カイロなどでの低温やけどへの注意を
消費者庁は呼びかけています。
特に高齢者はコタツに入ったまま寝てしまったり
気付かないまま重度のやけどになってしまう
そんなケースも年々増えていています。
低温やけどを防ぐにはどうしたらいいのか?
注意点などをまとめていきたいと思います。
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低温やけどはどう危険なの?
消費者庁の調べによると、
これまでに高齢者(65歳以上)が
低温やけどを負った事故情報は
過去6年の間で119件です。
そのうち10件は入院がなどの治療が必要で、
こたつで就寝したことにより重いやけどから
足の指2本を切断した男性もいます。
やけどの原因を種類別でみてみると
- カイロ (28件)
- 湯たんぽ (19件)
- ストーブ類 (18件)
- 電気毛布・あんか (12件)
となっていて、着衣に使うものや
就寝中などに使うものが多くなっています。
低温やけどとは?
一般的なやけどは皮膚表面で起こり
すぐに「痛い」など自覚症状があるのですが
この低温やけどは本人も気づかないまま
皮膚の奥深いところでおきていることが
ほとんどです。
そのため、低温やけどは重症化しやすく
そして直りにくいのが特徴。
やけどを自覚しにくいことから
重症者になると足の指を切断など
大変なことになってしまうこともあります。
低温やけどの目安
温度 | 時間 |
~44℃ | 3時間~4時間 |
~46℃ | 30分~1時間 |
~50℃ | 2分~3分 |
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低温やけどにならないために
《暖房機器などの使用注意》
- 湯たんぽは寝る前に布団から出しておく、または専用のカバーやタオルを巻く。
- 靴下カイロは靴を履くときだけ!直接肌に張らないなど用法を守って使いましょう。
- 電気カーペットやコタツでは絶対に寝ないこと!寝てしまったりすると重症化の危険性が高くなります
- ストーブに当たるときは、特定の一部分だけがあたらないように気をつけましょう。
今週からどんどん寒くなりますので
カイロなどに助けてもらう日も
日増しに増えてきますが
低温やけどがないように
快適な冬を過ごしていきましょう!
もし、万が一低温やけどしてしまったかも?
ちょっと痛みがつづくや違和感があれば
すぐに医療機関で受診してくださいね。