7月6日、成田空港発となる24時間営業の飲食店がオープンします。
オープンするのは牛丼チェーン店「吉野家」。
しかし、成田空港自体は24時間運用されていません。
それなのにどうして24時間営業の飲食店がオープンとなったのでしょうか?
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増加する成田空港の「泊まり客」
成田空港では近年、格安航空会社(LCC)深夜・早朝便の
利用者らが空港内で一夜を過ごすケースが増加の傾向にあります。
第2ターミナルからの最も早い出発便は、
タイ・エアアジアX(TAX/XJ)の午前9時15分発バンコク・ドンムアン行きで、
最も遅い便はカタール航空(QTR/QR)の午後10時20分発ドーハ行き。
一方、到着便ではチャイナエアライン(中華航空、CAL/CI)が
運航する台北・桃園発便が最も早く、午前6時15分に到着。
最も遅く到着するのは中国東方航空(CES/MU)が運航する
上海経由の北京発便で、午後8時55分に到着となっています。
この早朝・深夜便のために第3ターミナル本館2階の出発ロビーと
第2ターミナル1階北ウェイティングエリアは24時間解放されており、
空港で一夜を明かして早朝便に乗り込むといった乗客も。
空港側もそういった客のために配慮し、
横になれるソファベンチや畳スペースなどを用意しています。
しかし、くつろげるスペースはあっても問題は食事面。
通常の飲食店や店舗の営業は午前7時ごろから午後8時ごろまでが
多いため、時間外の食事は第3ターミナルにある24時間営業のコンビニを
利用するしか選択肢がありませんでした。
第3ターミナル
第2ターミナル
早朝・深夜便を何度も利用する客らから
「コンビニご飯ではないものも食べられたらうれしい」という要望があり、
今回の24時間吉野家オープンに至ったようです。
24時間営業の吉野家はどこにオープン?
今回吉野家がオープンするのは第2旅客ターミナルビルの2階。
一夜組が滞在する率が最も高いフロアとなっています。
24時間営業の吉野家は旅客以外の人も利用できる場所にあるため、
深夜、早朝に空港を利用する方は誰でも利用が可能。
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もう1軒成田空港内にオープン
実は成田空港にオープンする吉野家は1件だけではありません。
7月20日には制限エリアに2軒目の吉野家がオープンする運びとなっています。
第2ターミナルとサテライトを結ぶ連絡通路内に設置されている
乗り継ぎ客などを対象としたくつろぎスペース
「NARITA SKY LOUNGE 和(わ)」のそばで、
午前8時から午後9時まで営業。
こちらの店舗では国内では初めてとなる牛骨出汁ラーメンや
ビーフ&テリヤキチキンコンボなどのオリジナルメニューを提供します。
旅の思い出に、空港限定メニューもぜひ味わってみたいですね!