病院を受診する際に必ず持っていく健康保険証。
その番号や氏名などの個人情報が流出していた
ことが明らかになりました。
悪用されれば大変なことになるこちらのデータ。
現在の被害情報をまとめてみました。
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被害数は10万件超
厚労省の発表によると流出が確認されたデータは
延べ10万3000人分。
大阪府・奈良県・滋賀県など、
近畿地方を中心に、沖縄を除いた全国46都道府県に
該当します。
データ流出した都道府県上位15
大阪府 | 36890 |
奈良県 | 25381 |
滋賀県 | 24322 |
兵庫県 | 8178 |
徳島県 | 4025 |
京都府 | 2987 |
和歌山県 | 674 |
三重県 | 101 |
東京都 | 93 |
神奈川県 | 55 |
愛知県 | 43 |
千葉県 | 36 |
埼玉県 | 30 |
香川県 | 26 |
静岡県 | 24 |
流出データには加入者の番号、氏名、性別、生年月日が
含まれており、一部では住所や電話番号の流出も
確認されたようです。
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保険証悪用の恐れ
健康保険証は身分証明書としても広く使われているもの。
また、番号や氏名、住所がわかれば再発行できてしまう
可能性もあり、今回の流出による悪用が懸念されます。
顔写真がついていないため悪用範囲は限られてきますが、
逆に公共料金の領収書などで本人の住所と氏名を
証明できてしまえば、金融業者から勝手に借金をすることすら
可能になってしまいます。
今回のデータはいつのもの?
今回流出が確認されたデータには、75歳以上の方に
後期高齢者医療制度に基づく番号が付与されていないため、
同制度が施行となった平成20年4月よりも前のデータであると
みられています。
厚労省では、流出したデータが健康保険被保険者証をはじめ、
自営業者らが入る国民健康保険被保険者証など多岐にわたって確認。
「運営のデータが流出したわけではなく、医療機関などで
独自に作った業務用リストが流出した可能性が高い」として、
流出経路を調査中です。