3月1日、2017年春卒業となる学生たちの就職活動が
いよいよ正式にスタートとなりました。

2017年卒の就活は例年よりもスケジュールが前倒しとなっており、
選考解禁が6月と就活生にとっても企業にとっても時間がありません。

1日には各地で大規模な企業説明会が多く行われ、
企業側も気合を入れて良い人材を確保しようと
躍起になっているようです。

そんな中、実際と異なる好待遇で求人を出す
ブラック求人も紛れ込んでいるようで、就活に勤しむ
学生たちに注意喚起がされています。

今回はブラック求人の見分け方や、今年の有効求人倍率、
開催中の合同説明会情報など就活に役立つ情報をご紹介します！
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就活生を狙うブラック求人

ここ数年、被害が多く報告されている「ブラック求人」。

求人の段階では実際とは違う好条件を示し、
入社してから実態を明かす企業が増えているようです。

特に多いのは求人と実際の賃金が違う、残業代が支払われない、
週休2日の休みが実際にはないなど。

その他社会保険完備なのに加入できなかったり、そもそも
仕事内容が全く違うなどといった被害報告もあります。

入社したての会社をすぐにやめてしまっては次の就職に不利、
あるいはもう一度就活をしたくないという理由から
泣き寝入りする新卒者も多いようです。

ブラック企業の見分け方

ブラック企業は巧妙な言葉で新卒者を誘うため、
見分けるのは非常に困難。

実際に入ってみないとわからないのが現状です。

一例として、ブラック企業が良く使う求人フレーズを
ご紹介します。

・年収○○万～○○万

年収ベースで求人を出し、「頑張ればもっと稼げます」というような
売り文句はブラック企業にありがちな言葉。

さらに「学歴不問」、「未経験者でも親切丁寧に指導します」などと
書かれている場合は怪しいです。

・成果主義、実力主義

やりがいを全面的に押し出すのは待遇が良くないのを
誤魔化していることが多いです。

・見込み残業代は給与に含み

見込み残業代が含まれているパターンも注意。

残業代が別途支払われないケースは、社員をいかに安く使い倒すかしか
考えていない場合があります・

残業時間、時間外給与、有給休暇取得についてなどは
身を守るために入社前にしっかり確認しておきましょう。
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2015年度の有効求人倍率

2016年1月に計測された有効求人倍率は1.28倍。
前月に比べて0.01ポイントの上昇がみられました。

http://www.mhlw.go.jp

そもそも有効求人倍率とは？という方もいらっしゃるでしょう。

有効求人倍率とは「求人数(仕事の数)」を「仕事をしたい人」で割ったもの。

例として仕事の案件が100個あり、200人の応募が来たら
有効求人倍率は「0.5」となります。

この指標は景気が好転し、仕事の募集が増えれば増えるほど
高くなっていくため、景気状況を判断するのにも役立つ
指標となっています。

また、有効求人倍率の「有効」とは、
「今現在募集が出ている案件を集計しています」という意味。

ハローワークの募集は登録から2か月経てば消えるため、
毎月の集計時に応募可能な状態の仕事だけが数えられています。

しかし、この指標はハローワークで計測されているため、
ハローワークの募集と、仕事を探しに来た数しかカウントされていません。

最近ではハローワークを介さずネットで仕事を探す人も
増えているため、有効求人倍率の数値だけで景気を判断するのが
難しくなってきているようです。

マイナビの合同企業説明会

大手就職情報サイト「マイナビ」が、合同企業説明会
マイナビ就職EXPOを全国13都市で開催！

出展企業などの詳しい情報はマイナビ公式サイトでご確認ください。

服装自由、入場無料で多くの企業のお話を聞けるチャンスですので、
就活生の皆さんはこの機会にぜひ足を運んでくださいね。

就活はスタートダッシュが肝心と言います。

後回しにして就職したい企業がないと嘆くよりも、
早いうちに多くの企業のお話を聞き、知識を増やして
じっくりと吟味した上で納得のいくお仕事を見つけてくださいね。

就活生の皆さん、頑張ってください！