長らく日本の水泳界を引っ張ってきた北島康介選手が
4月8日、現役引退を表明しました。
同日、東京辰巳国際水泳場で行われ
リオデジャネイロ五輪代表選考会を兼ねた
日本選手権男子200メートル平泳ぎ決勝で5位に終わり、
100メートルに続いて落選したことを受け、
自らの水泳人生に終止符を打ったようです。
「五輪で終わるか日本選手権で終わるか、
覚悟を持ってやってきたつもり。
(真剣勝負は)自分の中では終わりです」
感極まって号泣してしまったインタビュアーにつられて
涙を流しながらそう答えた北島康介選手。
史上初の五輪2大会連続2冠という快挙を成し遂げた
北島選手の輝かしい功績、そして数々の名言を振り返ります。
Sponsored Link
オリンピック初出場となったシドニー五輪
数々の伝説を残してきた北島康介選手は
5歳のころから水泳を始めました。
そんな北島選手が初めてオリンピックに出場したのは
2000年のシドニー五輪。
初のオリンピックは100メートル4位という結果に。
そして2004年のアテネ五輪ではその悔しさをバネに
100mと200mの平泳ぎで金メダルを獲得。
さらに続く2008年北京五輪でも同種目で金メダルを獲得し、
競泳において日本人初となる2種目2連覇を達成しました。
また、4×100mメドレーリレーにおいては第2泳者として出場。
宮下純一選手(Ba)藤井拓郎選手(Fly)佐藤久佳選手(Fr)と共に
銅メダルの獲得に貢献しています。
その後は一時期競技生活を離れ休養していましたが、
2009年に行われた世界水泳ローマ大会にて世界記録が
破られたことを受けてか、競技生活に復帰。
2012年にはロンドン五輪に出場しますが、
個人種目ではメダル獲得ならず。
しかし、4×100mメドレーリレーにて入江陵介選手(Ba)
松田丈志選手(Fly)藤井拓郎選手(Fr)と共に、
この競技においては日本チーム初となる銀メダル獲得に貢献。
そして今年、2016年リオデジャネイロ五輪への出場を果たすべく
リオデジャネイロ五輪代表選考会を兼ねた全日本選手権に臨みましたが、
エントリー種目すべてで代表入りを逃す結果に。
同時にこの大会をもって現役を引退することを表明しました。
Sponsored Link
北島康介語録
北島選手と言えば「チョー気持ちいい」に始まる数々の名言。
そんな名言をまとめてみました。
「気持ちいい、ちょー気持ちいい」
「チョー気持ちえぇ、鳥肌ものです」
「オリンピックに出ても勝たなければ、喜べないんだと気づかされた」
「圧勝するのはつまんないじゃないですか」
「いつまでも子供の気持ちを忘れちゃいけないんだと思う」
「もう一度戦いたい。それが僕のモチベーションだった」
「なんも言えねえ」
「水泳続けるなら、オリンピックじゃないと自分は刺激を求められない」
「自分でもさすがと思う」
「負けを知った時、初めて勝つことが出来る」
「泣いてんだもん…ズルいでしょ」
どの大会で発言された名言か、当ててみてくださいね。
4大会で金4、銀1、銅2の計7個を獲得し、日本の水泳界に
大きな影響をもたらした北島選手。
今後の活動についてはまだ何も話していませんでしたが、
引退後はコーチとして、これからも日本水泳を支え続けるのではないかと
予想されています。
日本水泳の可能性を見せてくれた北島選手。
現役生活、本当にお疲れさまでした!