だいぶ気温も下がってきて、夏が終わって秋が近づいてきました。
秋といえば食欲の秋。
たくさんの美味しい食べ物が登場する季節です。
昔から秋になると農作物などを収穫することもあり、
非常に食べ物の種類が豊富で美味しい時期でもあります。
今回はそんな秋に解禁になる食べ物の中でも、
飲み物に注目してみたいと思います。
Sponsored Link
だいぶ気温も下がってきて、夏が終わって秋が近づいてきました。
秋といえば食欲の秋。
たくさんの美味しい食べ物が登場する季節です。
昔から秋になると農作物などを収穫することもあり、
非常に食べ物の種類が豊富で美味しい時期でもあります。
今回はそんな秋に解禁になる食べ物の中でも、
飲み物に注目してみたいと思います。
そうワインです。
秋になると、よくコンビニなどいたるところで、
「ボジョレーヌーボー解禁」というのを見かけるようになります。
そもそもボジョレーヌーボーとは一体何なんでしょうか?
ワインというのはわかっても、なぜ「解禁」なのでしょうか?
なぜこれほどまで騒がれるのでしょうか?
こうしたボジョレーヌーボーの謎について、
おさらいしたいと思います。
ボジョレーヌーボーって何?
ボジョレーヌーボーとは、ワインの一種です。
他にも良く聞くワインの名前で、シャンパーニュとか、
ドンペリ(ドン・ペリニヨン)というような名前を聞くと思いますが、
これと同じです。
なぜこのワインにはこういった名前が付いているのかと言いますと、
ボジョレーヌーボーは、フランスのブルゴーニュ地方というところにある、
ボジョレー地区というところで作られるブドウからできたワインだからです。
実は、上に例としてあげた、シャンパーニュなども地方の名前です。
ワインにはこうした地方の名前がつくことが珍しくありません。
そして、ヌーボーというのは、英語で言う「NEW」というような意味で、
2014年に収穫されたブドウから40~50日くらいで造られる最初のワインということで、
「ヌーボー」というものがついています。
つまり、ボジョレー地区でその年に収穫されたブドウで
最初に作られたワインが「ボジョレー・ヌーボー」というわけです。
ボジョレーヌーボーの味ってどんなもの?
ボジョレーヌーボーは収穫してすぐに造られるワインですので、
フレッシュな感じが特徴です。
他の特徴としては、渋みや苦味が少なく、飲みやすいワインです。
ボジョレーヌーボーは作ってまもなくのワインなので、
開封したらできるだけその日のうちに飲みきってしまいましょう。
ワインは開封すると酸化して酸っぱくなっていきます。
フレッシュなワインほど、この酸っぱさが出てくると美味しくなくなるので、
早めに飲みきってしまうのが良いです。
ボジョレーヌーボー解禁日って何?
続いて、ボジョレーヌーボー解禁日がこれほどまで
騒がれている理由についてまとめてみましょう。
もともとボジョレーヌーボーはボジョレー地区の地酒として造られており、
収穫祭として、地元の住民が楽しんでいました。
しかし、1951年にフランス軍へのワインの供給を確保するために
ワインの出荷を制限されてしまいます。
その期限は12月15日です。
ワインは12月15日よりも前に販売できないことになりました。
それに対してボジョレーの生産者たちが、ボジョレーの新酒を
その制限よりも前に販売したいという申請をして、許可が出ました。
これがボジョレーヌーボーの誕生秘話です。
もともとは解禁日はなかったのですが、売れることがわかっていたため、
ワインメーカーがこぞって早く出荷しようとして品質が落ちてしまいました。
そこで、解禁日というのを作って、しっかりとワインを作る時間を確保したというわけです。
現在は「毎年11月の第三木曜日」が解禁日となっています。
2014年は11月20日ですね!
なお、日付変更線のおかげで、
実は日本は世界で最初のボジョレーヌーボーが解禁になる国なんです。
ボジョレーヌーボーは今や世界規模で行われる
1年に一度の収穫祭です。
ホテルやレストラン・ワインバーなどでは、
この解禁日にイベントを行うお店も少なくありません。
ぜひこの日は普段の仕事を忘れてワインを楽しんでみてはいかがでしょうか。