7月4日、名古屋市は名古屋城周辺に観光エリア
「金シャチ横丁」を開業する予定であることを発表しました。
名古屋の魅力を詰め込むという「金シャチ横丁」。
一体どんな観光地になるのでしょうか?
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名古屋の新名所「金シャチ横丁」
名古屋城周辺を新しい観光エリアとして
開発することを決めた名古屋市。
その背景には名古屋城が復元計画で注目を
集めていること、そして全国的に広まっている
歴史ブームやお城ブーム、さらにはリニアを
契機としたまちづくりへの期待などがあります。
また、全国的な有名な名古屋城ですが、せっかくの
入城者をもてなす場が不足していることが悩みのひとつでした。
そこで、このいくつかの好条件が重なっている今、
名古屋城、そして名古屋をもっと活性化させようと
計画されたのが「金シャチ横丁」の開業。
金シャチ横丁という名称は、2月8日に開催された
名古屋城プレミアムトークステージ第4弾
「どうする 世界の金シャチ横丁(仮称)」内で
ディスカッションが行われ、正式に決定しました。
金シャチ横丁は名古屋に受け継がれる文化を生かし、
本物の尾張名古屋を体感できるようなつくりになっています。
この計画では地下鉄の改札のある東のゲートウェイを
市民の多くが入城する玄関口として、地下鉄改札から
東門までを歴史の道として演出するとのこと。
正門近くの約8400平方メートルは、
尾張藩初代藩主にちなんだ「義直ゾーン」として
木曽地方の木材を使った純和風の建物をつくり、
みそ煮込みやひつまぶしなどの飲食店5店と土産物店が入る予定。
東門近くの約3500平方メートルは、7代藩主の「宗春ゾーン」。
現代的な木造建築に洋食やファストフードといった
若手経営者の飲食店5店を入れるなど、ゾーンごとに
違った建物や料理を楽しむことができます。
その他、芝居小屋で名古屋の伝統芸能に触れたり、
能楽堂の南広場を利用して観光客のみならず
市民も憩える場をつくるなど、名古屋の魅力を最大限
発揮できる場を開発する予定です。
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お手本はおかげ横丁
「金シャチ横丁」のお手本となっているのは、
三重県伊勢市の「おかげ横丁」。
1993年、伊勢神宮内宮前に作られたおかげ横丁は
伊勢が最も賑わった江戸から明治期の風情を再現した
57店舗が軒を連ねています。
総工費約140億円をかけたおかげ横丁は開業まもなく軌道に乗り、
10年で借金の返済が完了。
2013年の来場者は過去最高の655万人を達成しています。
まさに全国的に名高い名古屋城を有する名古屋にとって
これ以上ないお手本の横丁モデルですね。
名古屋城だけじゃない名古屋の名所
名古屋の名所と言えばやっぱり一番にあがるのは
名古屋城。
ですが、もちろん名古屋以外にも魅力的な場所が
たくさんありますので、その一部をご紹介します。
名港トリトン
名古屋港を東から「名港東大橋」「名港中央大橋」「名港西大橋」という
3つの橋で形成された名港トリトン。
夜のライトアップと夕暮れ時がとっても美しい場所なので、
観光の締めくくりにいかがでしょうか?
名古屋港水族館
展示生物540種、36,000点の名古屋港水族館。
水中トンネルや巨大水槽など大人も子供も楽しめるコーナーが満載です。
徳川美術館
江戸時代ファンならぜひとも足を運んでいただきたい徳川美術館。
国宝9件、重要文化財59件、源氏物語絵巻のほか、
徳川家康が日常的に使用していた刀や甲冑などの貴重な品々が
多数展示されています。
新たな名所の開発を本格的に進め、ますます魅力が増していく名古屋。
一度お出かけしてみてはいかがでしょうか?