5月31日、お笑いコンビ「ピース」として
活躍する又吉直樹が初めて書いた
純文学小説「火花」がオリコン2015年
上半期”本”ランキングにて1位を獲得!
さらにBOOK(総合)部門では4位に
ランクインしたことが明らかになりました。
村上春樹以来2年ぶりとなる快挙に
注目が集まっています。
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文芸・小説部門で初の1位
全国WEB通販含む3,131店舗にて
行われたオリコン2015年上半期
“本”ランキング。
昨年11月17日から今年5月17日の
6ヶ月間で集計された本ランキングで
又吉直樹作の「火花」が文芸・小説部門で
堂々の1位に輝きました。
お笑い芸人の小説が、1位を獲得するのは
2008年に同部門の発表が開始されて以来、
初めてのことです。
過去、お笑い芸人でランクインしているのは
2008年上半期文芸・小説部門にて
劇団ひとりの「陰日向に咲く」で14.1万部。
「火花」は32.2万部を売り上げ、劇団ひとりを
大幅に上回る記録となりました。
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総合部門は村上春樹以来の快挙
今回「火花」は文芸・小説部門だけではなく
総合部門であるBOOK部門でも4位にランクイン。
今年上半期唯一の総合トップ10入りを記録し、
2013年上半期に村上春樹作『色彩を持たない
多崎つくると、彼の巡礼の年』の1位獲得以来、
2年ぶりとなる快挙です。
また、BOOK部門での4位という記録は
お笑い芸人としては2度目。
2008年上半期に麒麟・田村裕執筆の
「ホームレス中学生」が4位に入賞しています。
今回の結果に又吉は、「とてもうれしいです、
いつか「総合4位」という題名の小説を
読んでみたい」とユーモアを交えつつ
受賞への喜びを見せました。
「火花」とは?
今年3月11日に出版された、お笑いコンビ
「ピース」の又吉直樹デビュー小説。
作品を発表した文芸誌「文學界」を史上初の
増刷に導き、第28回三島由紀夫賞にノミネート
され話題を呼びました。
「火花」の主人公は売れない芸人・徳永。
徳永が尊敬する先輩芸人の神谷の姿を通し、
笑いや才能、そして人間とは何かを描く作品です。