7月2日、東棟の屋上に展望施設を
設置する「渋谷駅街区開発計画」に
ついての発表がありました。
これは東横線旧渋谷駅跡を中心に
進められている工事計画。
もともと屋上は塔屋となる予定でした。
しかし2020年に東京オリンピック・
パラリンピックの開催が決定したことを受け、
国内外の観光客の増加が予想されることから
展望施設に変更。
「渋谷の新たな観光名所」として期待されています。
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渋谷の新たな観光名所
設置される展望施設には、
屋外展望施設と屋内展望施設があります。
屋外展望施設は超高層ビルの屋上を
全面的に活用。
高さは約230メートル、広さは約3000平方メートルと
屋外展望施設としては「日本最大級の面積」!
周囲は全面ガラス張りになっており、
視界をふさがれることなく360度見渡せる作りに。
展望施設から南東には東京スカイツリー、
北東には新国立競技場や代々木公園、
南西は横浜方面、北西には富士山などを
様々な景色を楽しむことができ、眺めは最高です!
またドリンクを提供するバーカウンターを設置し、
ヘリポートも設備される予定です。
屋内展望施設は高さ約210メートルになる
45階の一部と46階に設置。
46階から屋外展望施設にかけては屋外に設置する
エスカレーターと階段で移動することが可能。
屋内にはラウンジなども設置されます。
展望施設の利用料や詳細などは現在検討中とのこと。
「渋谷駅街区開発計画」
渋谷駅周辺地区における再開発の中核計画では、
新たに東棟、西棟、中央棟の3棟が建設予定。
展望施設が設置される東棟は地上46階・
地下7階のビルで、3棟のうち最も高く
約230メートル。
この高さは渋谷ヒカリエより
約50メートル高くなります。
延べ床面積は約18万1000平方メートル。
事務所、店舗、駐車場から構成されており、
2階部分の渋谷ヒカリエ開業とともに
新しく設置された連絡通路(跨道橋)と
通じます。
低・中層部には商業施設を設け、
その店舗面積は約3万平方メートル。
その上には、「クリエーティブ・
コンテンツ産業のイノベーションを
促進する」文化施設が備えられます。
高層部はオフィスで、賃貸面積が
約7万3000平方メートル。
東棟の開業は2020年予定です。
中央棟は地上10階・地下2階、
西棟は地上13階・地下5階で、
東棟完成以降着工していきます。
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拡がる開発計画
この「渋谷駅街区」の開発と合わせ、
今後計4つの街区の開発が進んでいきます。
渋谷駅南街区
東横線渋谷駅のホーム・線路跡地を利用したもので、
地上34階建てとし、低層部には商業施設が、
中層部にはホテルがそれぞれ開業します。
高層部は整形オフィスを配置予定。
併せて、渋谷川沿いの遊歩道も整備するものです。
開業は2018年度の予定。
道玄坂一丁目駅前街区
東急プラザや隣接する街区の一体的な開発を目指し、
地上17階・地下5階のビルを建設。
中低層部には商業施設を、高層部には
ハイグレードオフィスが入る計画です。
1階の一部に空港リムジンバスの発着場を含む
バスターミナルが導入されるほか、
観光支援施設などの建設も予定されています。
開業は2018年度の予定。
渋谷駅桜丘口地区
この地区には4棟が建設されます。
A1棟(地上36階・地下5階)、
A2棟(地上15階・地下4階)、
B棟(地上32階・地下2階)、
C棟(地上4階・地下1階)からなり、
B棟には多言語での対応が可能な国際医療施設、
サービスアパートメント、子育て支援施設などを
設備する予定です。
開業は2020年ごろの予定。
拡がる渋谷駅周辺地区の再開発、
東京オリンピック・パラリンピックを控え、
さらに世界中から注目を集めそうです。
今後も魅力を増し続ける渋谷から目が離せませんね!