インドで開催された第46回国際物理オリンピックに
日本代表の高校生5人が参加。
なんと、全員がメダルを獲得したと、
12日文部科学省が発表しました!
参加者は82の国と地域の代表者計382人で、
その内金メダルは成績上位者の8%、
銀は17%、銅は25%に授与されたそうです。
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日本代表の受賞者たち
金メダルを獲得したのは、奈良県の
東大寺学園高1年渡辺明大さん(16)。
これは2012年の大会以来、
3年ぶりの日本代表の金メダルです。
銀メダルは兵庫県の灘高3年加集秀春さん(17)と
大阪府の大阪星光学院高2年吉田智治さん(16)、
銅メダルは灘高1年上田朔さん(16)と
東京都立小石川中等教育学校(中高一貫校)6年
高橋拓豊さん(17)が獲得しました。
国際物理オリンピックとは?
国際物理オリンピック(IPhO: International
Physics Olympiad)とは、高校生を対象とする
物理学の理論問題と実験問題の国際的なコンテスト。
物理学に対する興味関心と能力を高め合い、
参加国との国際的な交流を通じて一層発展することを
目的とし、毎年夏休み期間に開催されています。
日本では、全国物理コンテスト物理チャレンジで、
代表選手を選出しています。
起源
物理学のコンテストは、1916年にハンガリーで
行われたものが最初であるといわれています。
その後、1967年に第1回国際物理オリンピックが
ポーランドにて開催。初めは、東欧諸国のみの
参加でしたが、1973年以降は東欧圏以外の国々も
参加するようになりました。
日本は、2006年のシンガポール大会から
参加しています。
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試験内容
国際物理オリンピックには各国5人の選手が出場可能。
10日間の間に、選手は理論問題・実験問題に
それぞれ5時間をかけて挑戦します。
理論問題は大学院入試レベルの物理の
範囲から出題され、試験以外にも開催国の
文化に根ざした様々なイベントに参加することなどを
通じて、多くの国の参加者や主催者と
国際交流できる構成になっています。
物理の分野での日本人高校生の大健闘。
未来の、日本を支えていくのは彼らであり、
私たち大人ができることは、彼らのためにより
学びやすい環境を作っていってあげること
なのではないでしょうか。