9月2日未明、宮崎県と鹿児島県の県境に
位置する霧島山で、火山性微動が
観測されました。
噴気などは確認されていないため、
地震に直結するかはわからないと
されていますが、気象庁は念のため
注意を呼び掛けています。
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霧島山とは
霧島山とは、宮崎県と鹿児島県の
県境に広がる火山群の総称。
霧島連山、または霧島火山群などとも
呼ばれ、最高峰の韓国岳と霊峰高千穂峰の
周りを囲むように山々が連なっています。
有史以来、噴火を繰り返す活火山として
知られており、新燃岳と御鉢では今なお
活発な火山活動が行われています。
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えびの高原の硫黄山
今回火山性微動が観測されたのは
韓国岳、蝦野岳、白鳥山、甑岳に
囲まれた盆地状の高原、「えびの高原」。
この高原の硫黄山周辺で、地下のマグマや
ガスの動きとされる小さな火山性微動が
確認されました。
えびの高原で火山性微動が確認されたのは
今年7月26日以来。
昨年10月より火口周辺警報が発令されて
いましたが、今年5月に引き下げ。
県道1号線の小林方面への通行が可能になり、
今まで通り登山などが問題なく楽しめるように
なっていました。
火山性地震の回数
8月28日 | 0回 |
8月29日 | 0回 |
8月30日 | 1回 |
8月31日 | 3回 |
9月1日 | 1回 |
9月2日9時現在 | 5回 |
8月28日以降は火山性地震が徐々に増加。
また、7月にも火山性地震が1日に20回を超える日があり、
火山性微動も観測されています。
気象庁は今回の火山性微動を踏まえ、
噴気や火山ガスなどの突発的な噴出の
恐れがあるとし、周辺地域に注意を
呼びかけています。
また、気象庁のページでは防災マップも掲載。
もしもの時に慌てず対応ができるよう一度
目を通しておきましょう。