今年に入り、台湾で42人もの犠牲者を
出しているデング熱。
過去最悪の人数となり、台湾当局は対策に
追われています。
隣国の話だからと他人事に感じている
人も多いかもしれませんが、
日本でも昨年の夏に感染者が発覚、
160人にも及ぶ人数が感染・
発症しています。
もはや対岸の火事ではないデング熱に
日本でも十分に警戒しましょう。
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デング熱とは
デング熱は蚊が媒体する感染症。
人間同士の直接感染は起きません。
日本ではヤブ蚊と呼ばれることの多い
ヒトスジシマカがウイルスを持って
いることが確認されています。
2日から2週間程度の潜伏期間を持ち、
大抵の場合は1週間以内に発症。
38~40度の高熱と激しい頭痛や
関節痛に見舞われます。
呼吸器に支障をきたす症状は出ることが
稀で、通常は3~5日で解熱し、治りかけには
発疹が現れます。
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デング熱ウイルスは4種類
デング熱には4種類あると言われ、感染経験の
ある人が同じ型に再度感染した場合には
軽症で済むことがほとんど。
しかし、異なる型に感染してしまうと
免疫が過剰な働きをしてしまい重病化する
危険性があります。
このショック症状を起こしてしまうと
命に危険が及ぶことも。
現在のところ日本では犠牲者は出ていませんが、
発症や感染者は出ているため、今後ほかの型が
海外から持ち込まれてしまった時が一番
不安視されています。
個人でできる対策方法
各国では蚊の発生しやすい場所に
殺虫剤を散布したりなど、蚊の発生源を
絶つための対策がとられています。
個人でできる対策としてはただひとつ、
「蚊に刺されない」こと。
デング熱は蚊を媒体として感染するため、
逆に言えば蚊に刺されさえしなければ
感染することはないのです。
各家庭でも植木鉢の皿や屋外の古タイヤに
溜まった水たまりなど、蚊の発生源を
作らないように掃除をするなどの対策が
とれます。
虫の多い場所に行く時には肌の露出を
控えたり、虫よけスプレーをしっかり
かけていく、家では蚊取り線香を焚くなど、
対策をしましょう。