現在絶滅が危惧されているウナギ。
近畿大学ではその代用品として、
泥臭くないナマズを開発し、普及に
向けて研究を続けています。
試食会ではまずまずの評判だった
こちらのナマズ。
今月24、25日に岐阜県で行われる
イベントで販売を行うそうです。
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1日限定200食のナマズ丼
今月24、25日に岐阜県羽島市で行われる
「なまずまつり」。
そのイベント会場では近畿大学が養殖した
ナマズを使ったナマズ丼が1日200食限定で
販売されます。
5日には祭りに先立って同市の関係者らの
試食会が行われました。
実際にナマズとウナギを食べ比べた関係者らは
「見た目と味はウナギと区別がつかないほど」と
コメント。
従来のナマズのように泥臭くなく、身が
崩れにくい近畿大学のナマズは大絶賛を
受けていました。
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コストはウナギの半分程度
実はナマズは世界で最も食べられている
養殖淡水魚。
にもかかわらず日本であまり受け入れられて
いない理由は、その身の泥臭さと、美味しく
食べられるウナギの存在があったことでしょう。
ナマズの改良に着手した近畿大学の
有路昌彦准教授らは、ナマズの臭みの
原因を河川の中のとあるバクテリアが
関与していると分析。
ナマズを地下水で育てることで臭みを
取ることに成功しました。
さらに、エサにはエビなどの甲殻類を
多く与え、身の弾力をアップさせて
食感を良くしています。
また、ウナギに比べて淡泊な味わいの
ナマズをより美味しく食べるため、
蒲焼のタレも甘く濃いものを使うなど
にもこだわりが満載のナマズ丼。
かかるコストはウナギの約半分に
抑えられるそうです。
近畿大学は今後も各地でPRを重ね、
改良ナマズの知名度を上げ、十分な
養殖設備を確保していきたいとのこと。
スーパーなどで当たり前のように
ナマズを見かける日も近いかも
しれませんね。