2016年3月に開業が予定されている
北海道新幹線。
その特急料金が13日に発表されましたが、
全国的に見て割高な料金設定に、
期待していた北海道民たちからは
落胆の声も挙がっています。
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発表された北海道新幹線の料金
指定席特急料金(通常期)
新青森 | 奥津軽 いまべつ |
木古内 | ||
奥津軽いまべつ | 運賃 | 740 | ||
特急料金 | 2,510 | |||
合計 | 3,250 | |||
木古内 | 運賃 | 2,160 | 1,450 | |
特急料金 | 3,320 | 2,510 | ||
合計 | 5,480 | 3,960 | ||
新函館北斗 | 運賃 | 2,810 | 2,160 | 740 |
特急料金 | 4,450 | 3,320 | 2,510 | |
合計 | 7,260 | 5,480 | 3,250 |
自由席特急料金
新青森 | 奥津軽 いまべつ |
木古内 | ||
奥津軽いまべつ | 運賃 | 740 | ||
特急料金 | 1,310 | |||
合計 | 2,050 | |||
木古内 | 運賃 | 2,160 | 1,450 | |
特急料金 | 2,800 | 1,490 | ||
合計 | 4,960 | 2,940 | ||
新函館北斗 | 運賃 | 2,810 | 2,160 | 740 |
特急料金 | 3,930 | 2,800 | 1,310 | |
合計 | 6,740 | 4,960 | 2,050 |
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住民からは不満の声も
この料金の発表を受け、地元の人たちからは
「全体的に割高」と不満も聞こえました。
不満に思う原因のひとつが、「新幹線としての
速度を出せる区間が短い」こと。
北海道新幹線の最高時速は260キロとされて
いますが、青函トンネルなど全体の約6割の
区間では在来線と線路を利用するため、
時速140キロでの走行となります。
その反面、料金は函館―青森間の在来線特急
よりも約2,000円もアップ。
このことも利用者の不満へと繋がっているようです。
割高となってしまった原因について、JR北海道の
三浦雅行営業部専任部長は「青函トンネルや
冬期の線路維持費などを考慮した」と説明。
また、インターネットで早期購入すれば
正規料金よりも4割安く購入できる点を
アピールしました。
航空業界の反応は?
北海道新幹線開通によって一番影響を受けるのでは
ないかと思われていた羽田―函館空港間に
路線を持つ航空会社たち。
北海道新幹線開通が迫っても、余裕の構えを見せています。
航空各社は、北海道は東京から距離があるため
北陸新幹線のように航空利用客を奪われる心配は
ないと見ており、逆に新幹線開通により新たな客層が
見込まれ、行きは新幹線・帰りは航空機といった
相乗効果も期待出来ると好意的な意見を寄せていました。
新幹線ならではの速度を出せる範囲が短いのは
やはりネックになっているようですね。
今後新たなキャンペーンを打ち出して地元民たちの
心をがっちり掴んでくれることに期待です!