7日、愛知県営名古屋空港で
国産初のジェット旅客機MRJ
(三菱リージョナルジェット)の
高速走行試験が実施されました。
10月末、初飛行予定直前に発見された
不具合から2週間。
今回MRJは速度を離陸時と同じ
時速220キロまで上げることに成功し
初飛行の準備はほぼ完了といった様子です。
MRJ初飛行の予定と走行試験内容を
映像とともにお送りしたいと思います。
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地上走行試験の様子
三菱航空機が開発するMRJは
2014年10月試験機が完成した後、
2015年の1月エンジン試運転に入り、
6月からはエンジンの加速やブレーキ性能
操縦性などの試験走行を重ねてきました。
前回の試験までは初飛行を10月末と
三菱航空機側は予定していましたが
コックピット内のペダル不具合が見受けられ
改修のため2週間ほど先送りしていました。
7日のこの日は、
実際の離陸時とほぼ同じ
時速220キロまで速度をあげ
前輪だけを浮かしての走行や
離陸のための動作も確認など
初の試験飛行のへ向けての
本格的な走行試験行っています。
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MRJの今後は?
国産初のジェット旅客機MRJが7日、
地上走行試験で離陸に必要な
時速200キロを初めて超え、
11月9~13日に予定している
初の試験飛行の準備はほぼ整いました。
実際の飛行日は天候や機体の状況を見て
前日に公表する予定としています。
三菱航空機の森本浩通社長は
MRJの初飛行について
「ようやく飛び立つという思いと
これから始まるという思いの両方がある」
と、率直な気持ちコメントしています。
国産初の小型ジェット旅客機となる
MRJは
戦後初のプロペラ旅客機「YS-11」以来の
約半世紀ぶりの国産旅客機の開発となり、
それだけに日本航空機産業の期待も
これまでにない大きさなっています。
しかし、開発計画が何度も延期され
初飛行目前となって悪天候に見舞わたりと
さまざまな難題に直面しながらも、
国産初の小型ジェット旅客機MRJは
着実に完成の日を向えようとしてます。
一日も早くMRJが日本の青空を舞う光景が
見たいものですね。