産業革新機構がシャープの株式の過半数を
収得する方向で現在検討しているとの報道で
産業革新機構のシャープ経営陣への
不安感からか今シャープの株価は
怒涛の急落をみせています。
産業革新機構のシャープ子会社化が
本格化しつつある中シャープブランドと
株主や消費者への影響はどうあるのか
今度のシャープの動向についてお伝えします。
Sponsored Link
シャープ子会社化で経営はどうなるのか?
産業革新機構はシャープ株式の過半数を収得し
子会社化してシャープ全体の抜本的な経営の
立て直しを行うとしています。
シャープ株の過半数を取得するためには
2000億円にのぼる費用がかかると予測され
産業革新機構はその出資と引き換えに
高橋興三社長および現経営陣の退任。
また、取引先銀行が保有する債権の放棄
(負債の棒引き)を求めたうえで事業の再編や
他社との提携も視野に入れシャープの再建を
早急に進めたいとしています。
Sponsored Link
シャープの今後は?
現シャープは不振に陥っている
液晶事業を切り離し別会社として
切り替えた後に産業革新機構などの
外部からの出資を受ける方向で
再編を検討しています。
この言葉を裏付けるかのように
現在シャープは主力である
「亀山工場」のテレビ向けの
液晶パネルの生産を一部で
とりやめる方向で動いていて
今後32型の液晶テレビの
パネルの生産終了をさせ
液晶事業の縮小を計画しています。
産業革新機構のほかにも
台湾の鴻海精密工業など
複数社との交渉が続いており
シャープは資本提携の基本合意を
本年度中を目指しています。
シャープ自慢の液晶パネルは
縮小しながらも存続するようですが
子会社化するということで
いましばらく株主や投資家の頭を
悩ませる問題になりそうです。