米国で生まれたパロディー宗教団体
「空飛ぶスパゲティモンスター教会」。

同教会は昨年12月にニュージーランドで
真正な団体としての認可が下り、結婚式を
執り行える「聖職者」の任命権利を与えられました。

そして今月4月16日、世界初の「パスタ婚」が
執り行われたのです。

「空飛ぶスパゲティモンスター教会」とは
不思議な名前ですが、いったいどんな宗教なのでしょうか？
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空飛ぶスパゲティモンスター教会とは？

空飛ぶスパゲティモンスター教会の信者は
「パスタファリアン(Pastafarian)」と呼ばれ、
湯きりざるを頭にかぶり、海賊を崇めています。

一般的には「スパモン教」の愛称で親しまれているようです。

そして宇宙はスパゲティからなる巨大な神に
創造されたことを信じている団体です。

教会の最高指導者はミートボール2個を抱えた
パスタの塊の体で、突き出た2つの目を持つとされています。

http://buzzap.jp/
他には天国にはおいしいビールの火山があり、
地獄には気の抜けたビールの火山があるという「教義」も。

空飛ぶスパゲティモンスター協会は約10年前に
米国で興された宗教で、日本支部もあります。

入信に際しては洗礼もあり、
「ナマエ」・「洗礼名」・「ミョウジ」の順に記名。

例としては「マコト・ジェノベーゼ・タカハシ」など、
一般的なスパゲッティの名前が使われることが多いようですが、
「ざるそば」「ビーフン」などもＯＫと麺類ならば何でも大丈夫。

さらには「フランシス・ドレーク」「エドワード・ティーチ（黒髭）」など
有名な海賊の名前でも良いそうです。
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スパモン教初の結婚式

空飛ぶスパゲティモンスター教会で行われる
初の結婚式「パスタ婚」第1号となったのは
ドキュメンタリー映画監督のトビー・リケッツさんと
マリアナ・ヤングさんのお二人。

同教会の叙任牧師「ミニステロニ」は
ウェリントン在住のカレン・マーティンさんが務めました。

結婚式は海賊船を模したチャーター船で行われ、
スパモン教に基づいたコスプレ姿の参列者たちが集いました。

海賊の格好をした新郎新婦がパスタでできた指輪を交換すると、
参列者たちは幸せな二人に惜しみない祝福をささげました。

マーティンさんは今後も同性婚を含むさらに多くの
パスタ婚を執り行う予定と話しています。

現在すでにロシアやドイツ、デンマークなど
各国からもスパモン教で挙式を行いたいとの
問い合わせがあるそうです。

とはいえスパゲッティが宇宙創造の主なんて
やはり理解されがたい宗教であるスパモン教。

正式な宗教として認められたとはいえ、
同教会を非難する声もあるようです。

しかし、宗教とはもとより自由なもの。
愛し合う二人が自分が一番信じる神のもとで
永遠の愛が誓えるならそれが一番ではないでしょうか。