今入学式が各地で実施されていますが、
今年は、佳子さまがICUにご入学されたりと、
話題になった入学式がいくつもありました。
その1つ長野県の国立大学、信州大学での入学式。
その理由は、信州大学の入学式で、
約2000人の新入生を前に、山沢学長が話した
新入生向けのお話です。
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スマホやめますか、それとも信大生やめますか?
学長が約2000人の新入生に対して、
スマホをやめるのか、信州大学生をやめるのか、
を問うような投げかけを行い話題になっています。
ここだけを聞くと、入学生に対して、
究極の2択の選択を迫っているようで、
攻撃的な感じにも聞こえますね。
こういったキャッチーで、話題になりやすい
投げかけをしたため、インターネットで、
予想以上に広がってしまっています。
しかし、学長の言いたかったことは、
まったく違うところにあります。
「リアルな人との繋がり」と「自分で考える習慣」
学長はその後の話しの中で
「スマートフォンのスイッチを切り、
本を読み、友だちと話し、自分で考える習慣をつけ、
物事を根本から考えて全力で行動することが
独創性豊かな学生を育てる」
という話しをされています。
この話を聞くと、一部の人は、
古き良き時代の賛美、新しい時代への反発
のように聞こえてしまうかもしれません。
しかし、学長が言いたかったのは、
・オンラインが発達してもオフラインでの交流の大切さ
・技術発展によって生き残るための考える力
この2つが大切だよ
ということではないかなと思います。
新時代に必要な2つの要素
インターネットの発達で、オンラインで
不特定多数の人と簡単に交流が出来るようになりました。
しかし、そんな時代になっても、
社会で生きていて感じるのは、
オンラインの交流も大切ではあるが、
オフラインでの交流に強いというのは
最強の武器になり得るということです。
いかにオンラインで交流をしていても、
顔の見えない相手とは、なかなか信用をして
仕事や取引をすることは難しいです。
それが、一度でも会って、
相手の顔を見て、声を聞くことで、
スムーズに仕事が進むということは
少なくありません。
また、科学技術の発達で、
インターネットが生まれたりと、
様々なことが便利になってきました。
こうした今言われていることは、
多くの仕事が、人間の手を必要としなくなる
ということです。
そうなると、単純な労働力としての人間は不要となり、
人間の仕事は考えることにシフトしていきます。
こうした時代に必要なのは、
自分で考えるという力です。
単純に仕事を与えられて、それを優秀にこなす
という時代は終わっていき、
新しい仕事、自分で考え、創り出せる人間が
生き残っていきます。
学長は4年後には社会に進んでいく学生にむけて、
新しい時代を生き残るために必要な2つの
大切なことを入学式で贈ったのではないかな
と思います。
もちろんこの2つは今の社会人にとっても
大切なことですので、私も仕事をしていく上で、
しっかりと意識していかねばと、改めて感じました。
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