車やバイクの世界的メーカーとして有名なホンダが
これまで前例のない新しい取り組みとして、飛行機の開発に取り組んでいます。
その名も「ホンダジェット」
このホンダジェットが、23日にはじめて日本上空を飛行することに成功しました。
この飛行機は4月25日~5月4日に一般の人も見ることができます。
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ホンダジェットの一般公開
現在アメリカで開発されているこのホンダジェットですが、
2015年4月25日~5月4日まで一般公開されます。
一般公開では、デモンストレーション飛行・
地上展示などが行われます。
一般公開日
4月25日 : 仙台空港
4月26日 : 神戸空港
4月29日 : 熊本空港
5月2日 : 岡南飛行場(岡山)
5月3日 : 岡南飛行場(岡山)
5月4日 : 成田国際空港
興味のある方は、お近くの空港にぜひ足を運んでみてください。
ホンダジェットとは
ホンダジェットとは、車やバイクで有名な
ホンダが空を移動する手段として、
開発をしている飛行機です。
この開発は1986年から30年にもわたって開発をづづけ、
遂に今回初飛行にこぎつけました。
このホンダジェットは、ゆったりとした広さと乗り心地にこだわった
コンパクトな小型ビジネスジェットです。
乗客はパイロットを含めて7名、実質6名の乗客が乗れます。
現在販売されている同クラスのライバルジェットと比べて
一番速く、高く飛べ、さらに燃費も8~15%良くなっていますが、
価格もおさえてあるそうです。
また、このクラスでは他にはない個室トイレを装備。
2時間越えとなる航続距離2185kmをフルに使えるよう
考えられています。
この小型ビジネスジェットは三菱なども力を入れており、
今後市場が伸びていくと考えられています。
ホンダならではのこだわりのホンダジェット。
車やバイクで世界的なファンが多いホンダがつくるのですから、
ホンダならではのこだわりがいくつも垣間見れます。
例えば、エンジン。
エンジンが主翼の上にあるんです。
もちろん自動車メーカーであるので、エンジンにもこだわりがあります。
小型で軽量にも関わらず、エネルギー効率がよく、高い推進力を発揮します。
大きさが驚くほど小さく、直径が53.8cmと片腕ほどの大きさです。
実際に見ると驚くほど小さく感じるかもしれません。
さらにメンテナンス性も向上。
一般的にエンジンのメンテナンスは3500~4000時間ごとに行われますが、
ホンダジェットは5000時間ごと。
メンテナンスコストを20~30%も抑えられる計算となっています。
最後にこのホンダジェットの実際の飛行映像をご紹介します。
もし、お近くに飛行場があれば、ぜひ見に行ってみてください。
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MRJよりもマスコミは冷遇?
2015年12月24日、ホンダジェットは初号機を顧客に引き渡ししたことを発表。
開発着手から30年もの歳月を経て、ようやく迎えられた初納入でした。
しかし、同じく昨年に何度も延期を繰り返しながら初飛行に成功し、
さらに納入時期の延期を発表したMRJに比べて何だか話題性が低いようです。
その理由は、MRJが国産であるのに対し、ホンダジェットの開発に携わる
ホンダエアクラフトカンパニーがアメリカに本部を置く
ホンダの子会社だからと言われています。
そちらが中心となって開発されたホンダジェットは国産とは呼べず、
あくまでアメリカ産扱いされてしまうようです。
それが理由でマスコミにあまり取り上げられないのなら、
ホンダ自体は日本の会社なのに…と、ちょっと首をかしげてしまいますね。
自動車メーカーが航空機市場に参入した例は世界的に見ても前例がなく、
奇跡の飛行機とも呼べるホンダジェット。
今後も大きく空へ羽ばたいていってほしいですね。